福島県の「放射線窓口」に相談1万件

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   福島県の「放射線に関する問い合わせ窓口」への相談件数が延べ1万件を超えた。多くは健康への不安で、長引く原発事故が住民の生活に大きな負担となっている実態が浮かび上がった。福島民報が伝えた内容は――。

   「子どもに母乳を与えても大丈夫か」「放射能がうつると他県でいじめられた」など涙ながらの訴えが連日、電話越しに響く。

   「子どもを外で遊ばせても大丈夫か」。矢吹町の30代の女性は電話口で声を震わせた。喉と腹を痛めた本宮市の30代の男性は、おびえたような息遣いで返答を求めた。「放射線が原因ではないのか」

   福島市の県自治会館に3月17日に設けられた窓口は、放射線量の調査結果などが発表されるたびに、3回線ある電話がパンク状態になる。

   風評被害に関する相談も後を絶たない。県北地方の60代の女性は毎日、他県に避難した娘家族を思い浮かべる。「放射能がうつると、いじめに遭っている」との連絡を受けたためだった。

   相談は県職員や県職員OBが受け付けている。窓口の責任者は、一刻も早い原発事故の収束と住民が過度に不安感を抱かないよう丁寧な情報発信を国に求めている。「問い合わせ窓口」は電話024-521-8127。

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