長谷川洋三の産業ウォッチ
経済同友会代表幹事の「経営哲学」:グローバルでなければ生きられない

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「これからの企業はグローバル企業でなければ生きられない。どの産業でも同じだ。たえずイノベーションの必要性を発信してゆく」

   2011年4月27日、経済同友会の代表幹事に就任した武田薬品の長谷川閑史社長は、医薬品メーカー出身の経営者として初めて同友会代表幹事に就任したことについて感想を求めた私にこう答えた。

   長谷川代表幹事は就任のあいさつの中で、「成長の限界を突破するためには1人当たりの生産性を飛躍的に向上させることが不可欠だ」と強調、「21世紀を生き抜くためのキーワードは、グローバル化および、多様化への対応とイノベーションの追及にある」と指摘した。

   最近の経済同友会の代表幹事は、富士ゼロツクス出身の小林陽太郎氏、日本IBM出身の北城恪太郎氏、リコー出身の桜井正光氏と、ハイテクハード企業出身が続いていた。長谷川氏はダボス会議など国際会議でも積極的に発言するなど、その国際性を評価する声もあるが、高齢者社会を迎え、これまで財界主流にはいなかった医薬品メーカー出身の経営者の存在が見直されたことも背景にある。

   「少子・高齢化、地球温暖化、食糧・資源・エネルギーの制約、貧困、疾病・感染症など、各国が直面する様々な課題を解決していくニーズの中に成長のフロンテイアが存在している」ーー。長谷川代表幹事はこう強調し、意欲満々の船出となった。

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