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尖閣沖衝突の中国人船長「ぶつかってきたのは巡視船」

   尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船に衝突した中国漁船の船長・セン其雄氏(センは擔のつくり)の事件後初となる単独インタビューを、2011年5月23日付の香港紙・明報が掲載した。

   衝突について船長は、日本側の巡視船が急に方向転換してぶつかってきたと語り、漁船に乗り込んできた海保職員から棒で殴られる、蹴られるなどの暴行を受けたとした。また取り調べでは睡眠を許されないまま「尖閣諸島は日本の領土である」と認めるよう強要され、検察官から「お前のせいで日本の世論はめちゃくちゃだ」などと罵倒を受けたという。

   海上保安庁広報室では、職員による暴行などについて「そのような事実はない」とコメントした。