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個人向け保険の新規契約、14年ぶりに増加

   個人向け保険の新規契約が14年ぶりに増加に転じた。生命保険協会が加盟する47社を対象に集計した2010年度の新規契約額は、62兆9924億9800万円で前年度に比べて6.2%増えた。新規契約件数は2.2%増の1586万895件だった。契約件数の増加は損害保険会社系の生保が参入した1996年度以来となる。

   預金に比べて利回りが有利な「一時払い終身保険」が伸びたことが要因。過去に比較的利回りの高かった個人向け国債や郵便貯金の定額貯金などが大量満期を迎えていることから、利回りに敏感な個人マネーが流れ込んでいるとみられる。