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岡本夏生、芸能界引退を否定 全盛期の失敗から学び、活動縮小

   ブログに芸能界から姿を消すようなことを書いていたタレントの岡本夏生さん(45)が、テレビで引退を否定した。活動は縮小するものの、完全に仕事をやめるわけではないというが、一体どういう考えなのだろうか。

   岡本さんは 2011年6月6日のブログで、しばらくの間「露出を控える」と発表。現在仕事のオファーが殺到していて、このままだと身体がもたないとし、「いつ、消えてもいい」とまで書いていた。

「サンジャポだけは出続けたい」

   6月12日放送の情報番組「サンデージャポン」(TBS系)でも、芸のない自分が今後も芸能界でやっていけるのだろうかなどと話し、最初はすっかり引退ムードだった。しかし、司会の爆笑問題、田中裕二さんから花束を渡されると「サンデージャポンは命の恩人。サンジャポだけはオファーがあればこれからも出続けたい」と表明。サンジャポは岡本さん再ブレイクのきっかけを作った番組でもある。

   番組の最後にも、周囲に「完全引退ではないんですよね」と聞かれ「これからもサンデージャポンに出続けます」と宣言。さらに、同日中に「オイラをムリヤリ引退させるなっちーゅうの」と題したブログを更新した。

   このままだと忙しすぎてうっかり仕事をダブルブッキングしてしまったり、一つ一つの仕事が荒くなってしまうことを懸念しているといい、今後は自分の時間を大切にしながら、優先順位を決めてやるべきことをしっかりやっていきたいとしている。「残された限りある人生を ゆっくりと引き続き楽しみながら歩んで行きたいと思います」ということなのだそうだ。

周囲への感謝の気持ちもなくしていた

   ウェブマガジン「OCN TODAY」に掲載された岡本さんのインタビューによると、人気絶頂期だった1990年代、レギュラー出演していたバラエティ「新婚さんいらっしゃい!」(朝日放送)の収録と舞台のスケジュールがかぶってしまったことがあった。番組の司会、桂三枝さんに、収録のスケジュールをずらすことはできないかとお願いしたところ、その他の要因も重なって降ろされてしまったのだという。

   また、仕事が忙しくなると、やっつけで荒くなるだけでなく、周囲への感謝の気持ちもなくなる。全盛期がそうだったといい、テレビ番組のインタビューでは「雑で、感謝の気持ちもないということでどんどん仕事が減っていった」と話していた。今回の「露出を控える」というのも、こうした経験があるからこその判断かも知れない。

   芸能評論家の肥留間正明さんは、

「まあもともと彼女は、たくさん稼いでいたころにマンションを買って不動産の収入があるから、悠々自適。サンジャポは顔つなぎで出たいけれど、昔みたいにガツガツと派手にマネージメントする必要もないということもあるのでしょう。ただ、まだ45歳。これまでヌードもやってないし、まだまだ元気なのだから色々なことに挑戦してもらいたいですね」

と話している。