トラブル続出JR北海道 地域貢献のイベントまで自粛

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   北海道のJR石勝線で起こった特急列車脱線炎上事故以来、JR北海道でトラブルが続出している。その内容は、運転士の居眠りや信号が切り替わらないなど、安全を脅かしかねないものだ。このことから、同社では、運動部の対外試合を自粛したり、主催イベントを中止したりするなど、多方面に影響が出始めている。

大臣名での改善命令は03年以来

   2011年5月27日に起こった事故では、釧路発札幌行きの「スーパーおおぞら14号」が脱線し、トンネル内に停車。その後、車両が燃えていることが確認された。乗客を避難させるのが遅れたこともあって、乗客34人が病院に搬送されるという大きな事故になった。

   この事故をめぐっては、6月18日には、国交省から事業改善命令を受けている。事業改善命令は、地方の運輸局長名で出されるのが一般的だが、今回は大畠章宏国交相名だ。大臣名での鉄道事業者に対する改善命令は、03年12月にJR東日本に出されて以来だ。それだけ重い処分だとも言える。その内容は、

「異常時における運転士、車掌及び指令員の対応マニュアル等が多数作成されており、これらについて、旅客の避難誘導の手順、車掌による非常ブレーキ操作に関し、齟齬や不適切なところが認められた」

と、マニュアル間で整合性が取れていないことを指摘。例えば、車掌用のマニュアルには、乗客の避難について「輸送指令の指示により降車」記載されているものもあれば、「運転士と打ち合わせてから旅客の避難誘導」とされているものもある。このような状況を、命令では

「異常時における対応に混乱を生ずる等により、旅客の安全を脅かす危険性があり、輸送の安全を阻害している」

と、厳しく批判。9月17日までに、改善策の報告を求めている。

   ところが、この命令と前後して、別の種類のトラブルも続出している。6月8日と16日には、運転士や車掌が居眠りをしていたことが明らかになった。いずれも乗客からの指摘で発覚したもので、動画や写真という「動かぬ証拠」もあった。

   6月14~16日には、石勝線追分駅構内で、信号機が変わらなくなるトラブルも相次いだ。

   6月19日には、札幌発函館行き特急列車「スーパー北斗18号」5号車の天井から煙が出ていることが分かり、点検などで約1時間の遅れが出た。

   7月5日には、稚内発札幌行きの「スーパー宗谷2号」で、エンジンオイルに穴が空いて油が漏れていたことが発覚。エンジンから発電装置に動力を伝える部品も落下していた。この列車は途中で運転を取りやめ、乗客は後続の特急に乗り換えた。

110周年、90周年など記念行事も次々に

   一連の不祥事で、中止されるイベントも多い。実は2011年は、釧路支社の管内では、7月20日の釧路駅開業110周年、8月5日の花咲線(釧路-根室)全面開通90周年、9月20日釧網線(釧路-網走)全面開通80周年と、記念イベントも多い。

   ところが、一連の事故の影響で、毎年夏に行われてきた「JR釧路運輸車両所」一般公開や、6月1日から募集が行われるはずだった「鉄道開通記念フォトコンテスト」の中止が発表されている。

   釧路以外でも、6月4日~5日に大阪で予定されていたPRイベント「JR北海道デー」、7月25日と27日に日本航空(JAL)と共同で企画していた工場見学ツアー「学校では受けられない授業 第3弾」の開催も見送られた。

   また、同社のバドミントン部や卓球部、テニス部などが対外試合の出場を見送るケースが出ている。

   不祥事の責任を取る形で、企業がイベントを自粛したりするケースは珍しくないものの、これらには地域貢献という側面もあるため、どの程度自粛すべきかは議論が分かれそうだ。

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