2024年 4月 25日 (木)

短歌「サラダ記念日」ツイッターで再燃 俵万智さんも大盛り上がり

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「何でもない日を記念日にしてくれる、それが恋」

   ほかの短歌では「『寒いね』と話しかければ『寒いね』と答える人のいるあたたかさ」が好きだという人が多い。また、ある人が「この企画、癒されますね。皆さんの思い出も知ることができていい」と書いているように、書き込みを見ながら癒された、ほっこりしたという感想も出た。彼女の短歌には恋する気持ちを詠んだものが多く、好きな歌と好きな人との思い出が結びつきやすい。昔のことを思い出した人だって、きっといるだろう。

   これらを受けて、俵さんは「自分の歌が一人歩きして、いろんな人と出会っている現場を、覗き見した気分です。励まされました」と書いている。そして、「サラダ記念日」を作ったときの気持ちについては、次のように、ツイッターの140文字に込めた。

「何でもない日を記念日にしてくれる、それが恋。そう思ってサラダ記念日の歌を作った。ささやかな日々を記念日で一杯にしてくれる、それが自分にとっての短歌。そう思って歌集のタイトルにした。何でもない日の代表だった七月六日だけど、選んでしまうと特別になる。今日何があるわけでもないのですが。」
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