治りにくい淋病が増えている 「抗生剤効かぬ」で不安拡大

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   抗生物質が効かないという淋病の新種が日本で見つかったと一部海外メディアが報じ、不安が広がっている。専門家は、「細菌学上は深刻な事態」だとしながらも、治療法がないことは否定している。

   淋病新種の発見は、いくつかの海外メディアが報じた。

一部海外メディアが風俗嬢の感染を報道

   ニューズウィーク日本版は、2011年7月12日のサイト記事で、日本の風俗店で働く人から薬剤耐性の淋菌が見つかり、「治療法もなく、世界にも大きな脅威になりそうだ」と指摘した。

   それによると、スウェーデンの研究者がカナダで開かれた国際性感染症研究会議で、スーパー変異株の「H041」と呼ばれるこの淋菌を報告。ペニシリンなどの抗生物質が効かず、「もし感染が拡大しても適切な治療法がない」という。記事では、排尿で痛かったり膿が出たりするのはこれまでの淋病と同じだが、放置すれば、最悪の場合は死に至る可能性もあると指摘している。

   また、仏AFP通信の日本語版もこの日、「薬剤耐性を持つ淋菌を初めて特定」としたうえで、「急速に拡大する危険性があると懸念」と報じている。海外では、カナダ放送協会や米ABCテレビなどが、耐性淋菌の発見をリポートしていた。

   カナダの研究会議発表は、もともと日本の研究チームが10年4月に日本の学術雑誌に発表したものを、スウェーデンの研究者も交えた共同研究結果としたものらしい。

   論文などによると、京都市内のファッションヘルスに勤める女性(31)が09年1月30日に性感染症の定期検診を受けたところ、のどが淋病に感染していると診断された。ところが、淋病治療で現在最も選ばれているセフトリアキソン(商品名ロセフィン)と呼ばれる抗生物質を使ったところ、効き目がなかったというのだ。

   研究チームに所属し、女性患者を診た保科医院(京都市)の保科眞二院長は、効き目がなかったことについて、こう懸念を明かす。

専門家「治療法あるが、治りにくい」

   「ロセフィンの耐性菌はなかったので、細菌学上は、深刻な事態だと思います。現在のところ、この1例しか見つかっていませんが、東京やひいては世界中で今後はやる可能性がないとは言えません」

   女性は、風俗嬢として多くの客に接していたので、特定の相手は分からないという。しかし、口によるオーラルセックスで感染したものと考えられるとしている。

   淋病については、かつては抗生物質としてペニシリンが使われてきた。しかし、その耐性菌が出現して使いにくくなり、代わりにニューキノロン系の抗生物質が使われた。そして、それにも耐性菌が出て、セフェム系のロセフィンなどが使われるようになっていた。

   ロセフィンは、保科医院ですべての淋病患者に使っていたほど普及しているため、使えなくなるのは影響が大きい。ただ、この耐性菌は、マクロライド系のアジスロマイシンなどには効いたといい、治療法がないというのは言い過ぎのようだ。保科眞二院長は、「死ぬ人は多分出ないと思いますが、治りにくい淋菌が増えているということです」と言う。

   耐性菌が増えている背景には、オーラルセックスでも、口の中にある薬剤耐性を得た類似菌と遺伝子組み換えが起きていることが原因ともされている。保科院長は、「もちろん普通のセックスでも移りますので、一番の予防はコンドームをしっかりするということです」とアドバイスしている。

   厚労省の結核感染症課では、「女性はすでに、効果のあった抗生物質で治療を終えており、それ以外の患者は見つかっていないと聞いています。現時点で感染が広がっているとの情報はありませんが、耐性菌は重要な問題ですので、状況を注視したいと考えています」と話している。

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