ゴタゴタ続くオリンパス 今度は外国人社長半年で解任

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   光学機器メーカーのオリンパスは2011年10月14日に開いた臨時取締役会で、マイケル・ウッドフォード社長を同日付で解任することを決めた。後任の社長は、前社長の菊川剛会長が兼任する。ウッドフォード氏は業務執行権のない取締役となる。

   英国出身のウッドフォード氏は欧州法人社長として事業を拡大。なかでも医療事業を育てた実績を買われ、4月1日付で本社の社長に抜擢された。英医療機器メーカーの買収をきっかけに噴き出した同社のゴタゴタは、わずか半年での社長解任劇に進んだ。

欧州人と日本人の違いが壁??

就任わずか半年で、外国人社長が解任された(写真は、オリンパスのホームページ)
就任わずか半年で、外国人社長が解任された(写真は、オリンパスのホームページ)

   ウッドフォード氏の解任理由について、記者会見した菊川氏は「組織の意思決定を無視した独断専横的な経営で、さまざまなギャップが生じた。長期にわたってこのような状況が続くことはステークホルダーに多大な迷惑をかかる。一刻の猶予もなかった」と説明した。

   同社はカンパニー制を敷いているが、ウッドフォード氏は事業部門のトップを飛び越えて直接指示し、それにより現場が混乱した、とし、日本に滞在することが少なく、社長としての業務執行に障害が生じていたともいう。

   菊川氏は「忸怩たる思いだ。欧米人と日本人との違いを見抜けなかった」と語った。

   とはいえ、欧州人と日本人の違いが壁になったというのは、大手企業としてはあまりに情緒的だ。

   国際金融アナリストの枝川二郎氏は、一般論と前置きしながらも、「経営トップは儲けてこそ、株主から評価される。外国人社長は儲けるためにはドライに判断するので、そのあたりで(日本人の経営陣と)軋轢が生じたのでしょう」とみている。

   ウッドフォード氏の解任決議は、取締役会の全員が賛成したという。オリンパスに、「外国人社長ゆえ、意思疎通がうまくいかなかったのか」聞いたところ、「外国人だから、ということはない」と否定。また、同社の4~6月期の純利益は21億円の赤字だったが、「業績の悪化と(解任)は関係ありません」と話した。

コスト削減策で対立か

   オリンパスは最近、繰り返される医療や産業用検査機器メーカーへのM&A(企業の合併・買収)や、内部告発社員の配置転換をめぐる裁判の敗訴など、なにか社内がゴタついている。

   ウッドフォード氏と日本人経営陣とは、コスト削減策の進め方で対立していたようだ。森久志取締役副社長執行役員は記者会見で、「オリンパスは研究開発(R&D)に大きな投資をしてきており、削減には慎重にならざるを得ない。ウッドフォード氏は何を残して何を残さないという考え方が(日本人経営陣と)少しずれていた。かなり削減に傾いていたきらいがある」と述べた。

   広報担当者も、「方向性は同じだが、考え方や進め方で一致しないところがあった」と、ウッドフォード氏がコスト削減に、かなり熱心だったことを認める。

   前出の枝川氏は、「おそらく株主は日本人経営者では大胆なこと(経営改革)はできないと考えたから、外国人社長を歓迎したはず。欧米では、株主の意向を汲んで経営することが正しいと理解しています。しかし、この考えを日本人が理解するには時間がかかるでしょう」と、企業風土の違いを指摘する。

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