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裁判員制度、最高裁が「合憲」初判断示す

   裁判員制度が違憲かどうか争われた覚せい剤取締法違反事件で、最高裁大法廷が2011年11月16日、合憲との初判断を示す判決を言い渡したことが分かった。裁判官15人全員一致の判断で、被告の上告については棄却した。これで懲役9年、罰金400万円の実刑判決が確定する。

   その理由として、最高裁は、裁判員制度であっても、法と証拠に基づく適正な裁判は十分保障されていることを挙げた。判決によると、フィリピン人女性のパークス・レメディオス・ピノ被告(45)は09年5月、覚醒剤約2キロの入ったスーツケースを密輸した。公判では、被告側は「覚醒剤と知らなかった」と訴えていた。