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鎌倉市で津波14メートル超 神奈川県が「津波浸水予測」素案公表

   神奈川県は2011年12月8日、新たな「神奈川県津波浸水予測図」の素案を公表した。

   「津波浸水予測図」は適切な避難をするのに必要な津波の危険度、避難場所・避難経路および避難の判断に役立つ情報を住民に提供する「津波ハザードマップ」などを市町が作成する検討資料となる。東日本大震災による甚大な津波被害を受け、現在の津波浸水予測を見直すことにした。

   明応型地震、慶長型地震、元禄型関東地震と神縄・国府津-松田断層帯の連動地震など過去の大地震から想定される津波の高さを予測したところ、県内で最大の津波が想定されるのは鎌倉市の最大14.4メートル(慶長型の場合)で、これまでの5~7メートルという想定を大幅に上回った。このほか藤沢市で最大10.5メートル、横浜市や川崎市で4メートルという試算結果が出た。