米同時多発テロ思い出させるデザイン 韓国「不謹慎」マンションに批判殺到

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   韓国・ソウルに建設予定の高層マンションに、批判が高まっている。2棟からなる建築物の奇抜なデザインが、米同時多発テロで倒壊したニューヨークの世界貿易センタービルの爆破シーンを思い起こさせるというのだ。

   建設プロジェクトを手掛けるオランダのデザイン会社は、「大変遺憾」とウェブサイト上で説明したものの、納得できない人も少なくない。

ブロック状のルームスペースを雲に見立てる

英デザイン誌「dezeen」電子版で紹介された「ザ・クラウド」の完成予想図
英デザイン誌「dezeen」電子版で紹介された「ザ・クラウド」の完成予想図

   非難の的となっているのは、オランダのデザイン会社「MVRDV」が手掛ける「ザ・クラウド(雲)」と名付けられたマンション建設プロジェクトだ。高さ260メートルと300メートルの2棟から成り、中央部分がつながる構造だという。完成予想図を見ると、建物の27~36階部分に、数多くのルームスペースがブロック状に固まって外側に突き出すように設置されている。一部はまるで空中に浮いているようにも見える。ここは「雲」に見立てられ、高層建築物が雲を突き抜けて天まで上っていくようなイメージをねらったのだ。

   MVRDVのウェブサイトやフェイスブックでも、「ザ・クラウド」は紹介され、デザイン誌でも取り上げられた。ところが建物の形状に抗議する人が現れた。セールスポイントの「雲」が、2001年9月11日の米同時多発テロの際、世界貿易センタービルが爆発炎上して噴き出した煙に見えるとの意見が出たのだ。

   フェイスブックには「恥ずべきもの。不謹慎だ」「パロディーというなら最悪」「もし韓国で発生した災害を想起させるようなものを米国でつくれば、反発を買うはず」と、MVRDVへの批判が次々と書き込まれている。中には自分のフェイスブックのページで、マンションの完成予想図と世界貿易センタービル爆破シーンの写真を比較し「これでも似ていない、と否定するのか」と憤慨する人まで現れた。

   反響が大きかったのか、MVRDVはウェブサイト上で、2棟の建物に本物の白い雲が浮かんでいるイラストを公開して、「我々がイメージしているのはこれだ」と説明する。また釈明のコメントも載せた。「『ザ・クラウド』が同時多発テロを連想させる、という点について大変遺憾に存じます」「私たちが傷つけてしまった人々に対し、深く謝罪します」とつづった。一方で、「テロ攻撃されたビルのイメージを意図的につくりあげようと考えたわけでは一切ありません」と強調した。

「アルカイダの味方」呼ばわり

   MVRDVの作品には、ユニークな形をした建築物が多い。日本でも、新潟の「まつだい雪国農耕文化村センター」や、東京にある複合ビル「GYRE」の建設にかかわった。プロジェクトは欧米やアジア各国に広がり、世界的にも評価が高い。

   今回問題視されたマンションは、ソウルの龍山地区に設置される「ビジネス特区」建設プロジェクトの一環だ。国際ビジネスの拠点となるように、ホテルや大型ショッピングモールなどの商用施設、住居スペースを2016年までに新設し、世界的に有力な企業を誘致することも視野に入れている。マンション自体は2015年竣工予定だが、グローバルをうたう「特区構想」の中でマンションも斬新さを海外にアピールするはずが、逆に海外から抗議される始末だ。

   英デイリーメール紙電子版や韓国・東亜日報電子版をはじめ複数のメディアがこの騒動を取り上げた。MVRDVはフェイスブックで「報道合戦にさらされている」としたうえで、同社には脅迫メールや苦情の電話が殺到しており「アルカイダの味方」呼ばわりされると打ち明けた。再度の謝罪とデザインの意図を説明しているが、寄せられた200件以上のコメントには、相変わらず厳しい指摘も少なくない。半面、「素敵なデザインじゃないか」「イヤなら目を閉じて見なければいい」と同情的な内容もあり、議論が続いている。

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