金先物、NYで一時1600ドル割れ ギリシャの政局混迷きっかけ

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   米ニューヨークの金先物取引が大きく値を下げた。2012年5月8日のニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は、一時1595.5ドルとなり1600ドルの節目を割り込んだ。中心限月としては1月4日以来、約4か月ぶりの安値。

   終値は、前日比34.6ドル安の1トロイオンス1604.5ドルだった。

   また、NYマーカンタイル取引所(NYMEX)の原油先物相場が5日続落。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の6月物は前日比0.93ドル安の1バレル97.01ドルで取引を終えた。

   さらに、NY株式市場ではダウ工業株30種平均が5日続落。下落幅は一時200ドルに迫ったものの、前日比76ドル44セント安の1万2932ドル09セントで終えた。

   終値で1万3000ドルを下回るのは4月23日以来、約2週間ぶりになる。

   いずれも背景にあるのはギリシャ政局の混迷だ。それによりユーロ安・ドル高が進み、ドルの代替投資先である金に売りが膨らんだ。「換金」に動いたとの見方もある。

   投資家心理も悪化し、リスク資産の一角である原油は「売り」が優勢。株式市場も金融株中心に幅広い銘柄が売られた。商品先物相場の下落に嫌気が差して素材株やエネルギー株も軟調だった。

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