中国テレビ局の花形キャスター過激発言 「外国のクズ」「金目当てに人身売買」

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   中国の国営「中国中央テレビ(CCTV)」の英語チャンネルで人気番組のホストを務める男性キャスターが、中国版ツイッター「新浪微博」で外国人に対する過激発言を書き込み、物議を醸している。

   不法に滞在して秩序を乱す外国人を取り締まるべきとの趣旨だが、文体は穏やかでない。番組での知的で穏やかな語り口とは対照的な内容だ。

知的イメージとはほど遠い言葉づかい

楊氏のトーク番組はインターネットでも視聴できる
楊氏のトーク番組はインターネットでも視聴できる

   発言の主は、CCTV-9のキャスター、楊鋭氏。流暢な英語をあやつり、メーンキャスターを務めるトーク番組「ダイアローグ」は同局で視聴率が最も高い。国際情勢をテーマに扱う番組で、これまでにカーター元米大統領やガリ元国連事務総長、海外各国の高官がゲストで出演している。

   その楊氏が2012年5月16日、「新浪微博」に外国人排斥を支持するともとれる内容を投稿したと、米ウォールストリートジャーナル(WSJ)電子版をはじめ複数のメディアが伝えた。北京市の公安当局が5月15日から実施している、不法滞在・就労外国人の「追放キャンペーン」について、楊氏が反応したのだ。書き出しから「公安当局は外国のクズどもの一掃を求めている」と、トーンが強い。

   さらに、「欧米の失業者が金目当てに中国にやって来て人身売買に手を染め、(中国人を)国外へ誘いだそうとウソをまき散らす」「外国人スパイは、日本や韓国、西側諸国のために地図情報やGPSデータを集めると同時に、観光客を装って隠れて工作活動しながら、中国人少女を(さらおうと)探している」と続ける。

   最後は、5月上旬に中東の放送局アルジャジーラの北京支局に勤務していた中国系米国人の女性記者が国外退去処分を受けたことに触れて、

「我々は、あの外国のメス犬をたたき出し、アルジャジーラの北京支局を閉鎖した。中国を悪者扱いする者たちを黙らせ、『梱包』して送り返してやらねばならない」

と、知的なキャスターのイメージとはほど遠い、品性を疑われそうな言葉づかいでののしっている。

   一連の発言に対して、中国では支持者よりも批判の声が多かったとWSJは報じた。内容が過激だったこともあり、「微博」上でも「外国人差別を推奨しているのか」と厳しいまなざしが向けられたのだという。

言葉は辛らつでも意見は曲げない

   それでも楊氏は、自身の主張にこだわる。中国の英字紙「チャイナ・デイリー」の取材に対して、今回の発言の理由として「最近発生した外国人による中国人暴行事件」を挙げた。言葉づかいで誤解を与えたかもしれないとしつつも、「外国人が中国に滞在する以上は、中国の法律や慣習にしたがうべきだ」と話したという。さらに、

「私の言葉は辛らつかもしれないが、自分の意見は曲げない」

と断言した。

   楊氏は、現在キャスターを務めるトーク番組に開始当初からかかわっている。有力な政治家をはじめ海外の著名人とのインタビューを通して、国際情勢の報道の最前線に十数年間立ち続けていた自負が「チャイナ・デイリー」へのコメントからはうかがえる。それにもかかわらず、今回の発言で一部から「外国人差別を助長している」と非難され、我慢がならない様子だ。

   一方で、国営テレビ局のキャスターとしての立場もあるかもしれない。「微博」への投稿の背景には、公安当局による不法外国人の取り締まり強化があり、これを支持した格好なのだ。2012年1月20日に放送されたパキスタンのテレビ局のインタビューで、楊氏は、「トークの最中に不快な状況に陥ったらどうしますか」と問われ、こう答えている。

「自分がどうこうではなく、中国という国のスポークスマンとしての役割を果たそうと努めるでしょう」
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