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風力発電導入、2年連続減少 11年度70%減

   日本風力発電協会が2012年5月30日に発表した「風力発電導入実績」によると、2011年度に稼働した風力発電の設備能力(新規導入量)は8万5000キロワット、27基だった。前年度と比べて発電量で70.2%減、導入台数では81.5%減少。2年連続で前年度実績を下回った。

   08年以降は毎年120~149基(20万7000~30万3000キロワット)が導入されてきたが、10年度以降に風力発電所の建設費への補助金が打ち切られた影響が大きかった。

   累計では12年3月末時点で、255.7万キロワット、1855基になる。7月からは再生可能エネルギーの全量買い取り制度が開始されるが、風力発電所の新設は時間がかかるため、12年度の新規導入量は11年度並みにとどまる見込みという。