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「私の人生でこれ程までに辛く哀しい事はなかった…」 大沢樹生さん、ブログに死産した長女の写真掲載

   元「光GENJI」メンバーの俳優、大沢樹生さん(43)が妻、早耶香さんとの間にできた長女が死産していたことを明かした。ブログには出産までの壮絶な経緯とともに、娘の写真を掲載し、議論を呼んでいる。

   大沢さんは2011年11月に不妊治療をしていることを公表。2012年1月に、早耶香さんが妊娠4週であることをブログで報告していた。

「りりいはマリア様のようでした…」

大沢さんのブログ。
大沢さんのブログ。

   5月31日のブログによると、4月に胎内にいる長女に異常が見つかった。複数の病院で診察してもらったが、同じ結果だったという。当初の出産予定日は10月で、生まれてくる子に後遺症や障害があっても受け入れるつもりだった。

   しかし、医師から妊娠の継続が難しいことを伝えられた。「直接その言葉はdoctorの立場上、発せられませんでしたが、こちらとしては察しました」。その後、長女と1日でも長くいるために人工出産がギリギリのできる6か月(21週)での出産を決断した。この日からのことを「43年間生きてきて私の人生でこれ程までに辛く哀しい事はなかった…」と振り返っている。

   妻は5月下旬に入院し、数度の陣痛促進剤投与を経て24日午後、人工出産した。2人は長女に「莉々生(りりい)」と名付けていた。

「りりいは…死産でした。産まれては来てくれましたが…元気に産まれて来てはくれませんでした…」

   妻が麻酔から覚めたころ、助産師が長女を連れてきてくれた。「りりいは天使のようで、帽子をかぶり両手を胸の上に握り組んでいてマリア様のようでした…」と綴っている。

「こんなに可愛い莉々生を皆様に紹介したかった…」

   そして、「不謹慎承知のうえ…お許し下さい こんなに可愛い莉々生を皆様に紹介したかった…」と、長女の写真を掲載した。

   包帯のような白い布に包まれており、顔の右半分と右手が外に出ている。瞳は大きく開いたままで、まるで生きているようだ。「パパとママの顔をりりいもしっかりと見たかったんだね‥」と書いている。長女の側には一輪のバラの花が添えられていた。

   ネット上の流産・死産体験記をみると、死産した子どもとの思い出のために、出産後落ち着いてから写真撮影することがあるというが、その写真を芸能人がブログに掲載するというのは異例だ。

   コメント欄には大量の書き込みが寄せられた。「涙が止まりません。りりぃちゃん、とっても綺麗な顔してますね」といったものの一方で、「死産した子を載せるのはどうかと思います…。どう考えても不謹慎です。子供との写真は自分達だけの思い出として閉まっておいて下さい」といったものもあった。

   ツイッターでも同様で「不謹慎かもしれない…でも、同じ妊婦だから、同じ時期に妊娠し、お腹の子の母親として今、生きてるから、大沢樹生さんのブログを拝見して、涙がとまらなくなった…」というもののほか「グロいとかは思わないけど、こういう写真を公開してしまうってのは、やっぱ死に直面して正常な判断が下せなくなってるんじゃないのかねというのは思う」と賛否両論寄せられている。

   その後、6月5日までに写真は削除された。大沢さんは

「沢山の皆様に莉々生に会って戴き、莉々生に対し皆様から沢山可愛いとおっしゃって戴けた事…大変嬉しく思っております。ありがとうございます。莉々生も沢山の皆様と会い、少し疲れたと思いますので、一度写真を戻させて頂きます」

と書いている。