「ランセル」再び日本から撤退 「成長していたが、目標に届かず」

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   フランスの高級バッグブランド「LANCEL」(ランセル)が2012年9月末をめどに日本から撤退する。

   日本における独占輸入販売を行うランセルジャパンによると、商品の販売は12年春夏シーズンをもって一時終了し、東京・銀座にある路面店や百貨店のテナントとして展開してきた7か店を順次閉店するほか、卸売業務もやめる。ランセルの日本撤退は2004年に続き、2度目になる。

リーマン・ショックで計画狂う

   現在のランセルジャパンは、住友商事が7割、スイスのジュネーブに本社を構え、「ランセル」ブランドを保有するリシュモングループの日本法人リシュモンジャパンが3割を出資して、2008年10月に営業を開始。日本での独占輸入販売を行っている。

   住友商事は国内で展開してきた小売りやブランド事業のノウハウと国内市場に関する幅広い知識を提供し、一方のリシュモングループは「カルティエ」や「ダンヒル」といった伝統と格式を備えた複数のブランドを世界中で展開してきたノウハウを提供することで、「ランセル」ブランドの価値向上に努めるとしていた。

   設立当初は、「全国の百貨店を中心に銀座や青山、大阪、名古屋など主要地域では旗艦店も含め、40~45か店の新規出店を予定し、5年後には100億円以上の売り上げを目指す」としていたが、4年ももたずに撤退を決めたことになる。

   同社は年間売上げについて情報開示していないが、会社設立以降の赤字が解消できずにいたため撤退を決めたとみられる。

   ランセルジャパンは、「(08年の)計画はリーマン・ショック前であり、当時と市場環境が大きく変わったことで(計画どおりには)うまく行かなかった」と、撤退の理由を説明。同社は、年内にも清算される予定だ。

   出資していた住友商事も「成長は続けていたが、目標には届かなかった」と話している。

11年9月には銀座に旗艦店をオープン

   ランセルジャパンは、リーマン・ショックや東日本大震災などの影響で販売が苦戦していたものの、その一方で百貨店を中心に店舗を展開し、2009年6月には東京・六本木ヒルズに総売場面積約221平方メートルの旗艦店をオープンした。その後11年7月に六本木ヒルズ店を閉鎖。同年9月に、新たに銀座店を旗艦店として出店したばかりだった。

   最近では百貨店の売上げも全体的には下降しているものの、高級ブランド商品の売れ行きは比較的好調だった。ランセルジャパンは「それらも考慮しましたが、総合的に(撤退を)判断しました」という。

   ただ、ランセルジャパンは今後の国内販売について「2012~13年秋冬シーズンは(商品を)入荷しないことを決定していますが、13年春夏シーズン以降は未定です」と話している。

   今後は本国・フランスからの直接輸入などを含め、販売方法を探っていくことになる。同社は再々進出について、「今のところ、わかりません」としながらも、日本市場にはなおも「色気」をもっているようだ。

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