元教師、輿石氏の「大津いじめ」コメントなし ビートたけしにも「変だ」といわれる

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   滋賀県大津市の市立中学校の男子生徒がいじめにあい、2011年10月に自殺したことを受けて、野田佳彦首相はテレビ番組で「いじめは卑劣な行為」「いじめられる子は周りに相談を」と子どもたちに呼びかけた。

   大阪市の橋下徹市長や、「ヤンキー先生」で知られる自民党の義家弘介参院議員など、大津のいじめに言及する政治家も現れているが、教員出身ながらいまだに沈黙している「大物議員」もいる。民主党の輿石東幹事長だ。

幹事長の定例会見ではコメントなし

   野田首相は2012年7月16日、フジテレビの報道番組に生出演した際に、記者から大津市の一件についてコメントを求められた。首相は「大津で尊い、若い命が失われたことは誠に残念で、本当に痛ましい」とこたえ、画面を通じて子どもたちに「弱いものを集団でいじめているとするなら、その行為はとても恥ずかしく卑劣なことだ」と指摘した。

   続けて「いじめられている子にぜひ伝えたい」と前置きして、「あなたはひとりじゃない。あなたを守ろうという人は必ずいる」と強調し、両親や先生、友人に相談するように促した。また「一番大事なこと」として、周りの子どもたちが見て見ぬふりをしないように諭した。

   これに先立つ7月5日には、橋下市長が会見で大津の問題に触れている。「子どものことを考えたらね、悔しいだろうし」と話した後、10秒ほど言葉に詰まり、最後はやや涙声で「行政としてしっかりやらなきゃいけないですね」と声を絞り出した。

   自殺した生徒が通っていた中学校や教育委員会の対応が問題視され、世間の注目が高まるにつれて著名人が発言するケースも増えてきた。そんな中、7月14日放送のTBSの番組「情報7daysニュースキャスター」で、司会を務めるビートたけしさんがこんな疑問を口にした

「輿石さん、ひと言もコメントしていないのは変だね」

   たけしさんが名前を出したのは、民主党の輿石東幹事長のこと。当選前は教師としてキャリアを積み、1984年には山梨県教職員組合で執行委員長に就いている。現在は参院議員会長を務め、教育事情に明るいはずのベテラン大物議員が、社会的に物議を醸している大津の「いじめ事件」に全く言及しないのはおかしい、というわけだ。

   7月17日に輿石幹事長は定例会見を開いている。冒頭で、九州地方を襲った豪雨で多くの被害が出たことへの対応に触れたのちに、記者との質疑応答に移ったが、主な内容は、この日3人の民主党議員が離党届を提出した件や「社会保障と税の一体改革」で、いじめに関する話題は出なかった。7月は2日、9日にも会見が行われたが、いずれの場でもいじめ問題に関してコメントしていない。

「口先で『弱い者いじめはダメ』心に響かない」

   義家議員も、たけしさんと同じく輿石幹事長の姿勢に疑問を投げかけた。7月16日のブログで、中学校や大津市教育委員会が、なぜ「自殺に至るまでの真相を徹底的に隠ぺいし続けるのか」、政府・民主党や文部科学省が、なぜ「職員の派遣をきめた、というのみで具体的な対応をしようとしないのか」と糾弾。さらに、こう続けた。

「なぜ、日本教職員組合の組織代表であり、日教組のドンでもある民主党NO2の輿石東氏は、このような悲劇に対してなんら方針を示さないのか?」

   義家議員自身は積極的にメディアに出て、大津のいじめ問題について発言している。日教組が支持母体といわれる輿石幹事長が、自分とは対照的にいじめ問題に無言を貫いている現状に我慢ならないようだ。

   2009年4月2日付の日本経済新聞夕刊に、輿石幹事長が母親との思い出を語った記事が掲載されていた。弱い立場の人に手を差し伸べる気持ちを教えてくれた優しい母。教師時代はその「教え」を胸に、「実体験で学ぶ」を信念にした。「教師が口先で『弱い者いじめはダメ』と言っても子どもの心に響かない」というのだ。大津のいじめの件ではダンマリを続けている輿石幹事長だが、教師時代の信念を思い出すことはあるのだろうか。

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