客足が途絶え「店を開けている意味がない」【福島・いわき発】

印刷
news_p147633_1.JPG

   夏井川渓谷に「山の食。川前屋」がある。川前の農産物や加工品の直売所だ。今はシャッターが下りたままになっている(=写真)。


   3・11前は、春から秋まで週末に開店し、それなりににぎわっていた。同じ溪谷にある無量庵よりは上流、車で10分ほどのところにある。季節の野菜のほか、梅干しやみそ漬け、キノコなど「川前の味」を買い求める楽しみがあった。


   川前の知人によると、3・11後、客足が途絶えた。店の前を行き来するのは川内村で除染作業をする車だけ、というのは極端にしても、行楽客が激減した。客が来ないのでは、店を開けている意味がない。で、開店期間は春の2カ月、秋の2カ月に限定した。この秋は10月6日に再開される。


   夏井川渓谷は3・11前、アカヤシオが開花する春と紅葉が燃える秋、道路に止まった車で交通が渋滞するほどにぎわった。3・11後、路上駐車はほとんど見られなくなった。去年の紅葉、今年のアカヤシオの時期、やって来たのは主に高齢者だった。


   先日、ドライブを兼ねて無量庵の前にそびえる山の向こう、三和町の直売所へ出かけた。漬物とネギを買った。


   直売所で漬物を買うのは、「おふくろの味」に触れたいからだ。が、それに反するような漬物に遭遇するときもある。どこの直売所というわけではないが、ラッキョウの甘酢漬けやナスの漬物が十分漬かっていないうちに店頭に並ぶ。中まで味がしみとおっていない、硬い、となれば、次は二の足を踏む。


   そんな不満が蓄積していたときに、借り上げ住宅を訪問した交流スペース「ぶらっと」のスタッフが、被災者がつくったというナスの漬物を持って来た。表面の紺色がきれいに保たれ、中まで味がしみてやわらかかった。秋ナスのうまさを久しぶりに堪能した。直売所で買いたいのは、こういう漬物だ。

(タカじい)



タカじい
「出身は阿武隈高地、入身はいわき市」と思い定めているジャーナリスト。 ケツメイシの「ドライブ」と焼酎の「田苑」を愛し、江戸時代後期の俳諧研究と地ネギ(三春ネギ)のルーツ調べが趣味の団塊男です。週末には夏井川渓谷で家庭菜園と山菜・キノコ採りを楽しんでいます。
■ブログ http://iwakiland.blogspot.com/

インヴァスト証券

   FX投資家の中には、専門家顔負けの熱心な投資家がいる。おそらくはそんな人が「勝ち組」なのかもしれないが、少なくとも初心者が「儲かった」という話はあまり聞かない。FX投資歴5年のサラリーマン・高山俊之さん(仮名)もそんな一人だ。続きを読む

PR 2016/11/17

役立つねっと

   社内研修や業務サポートをもっと手軽で簡単に。オール優を導入すると ビジネスが変わります・・・ 続きを読む

PR 2016/11/30

  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter

このエントリーはコメント・口コミ受付を終了しました。

注目情報

生き残るために「仕事くれ!」次はあなたの会社へGO!

カス丸「クビ」の崖っぷち!?

向田邦子、阿久悠、秋元康の作品から、現代の女性像を紐解く。

「女性と文化」WEB公開講座
追悼
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中