2024年 4月 26日 (金)

「なりすまし」や「京大休講」 山中教授めぐりツイッターでも騒動

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   2012年のノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった京都大学の山中伸弥教授(50)をめぐり、ツイッターでも「一騒ぎ」があった。山中教授を名乗るアカウントが「ノーベル賞キター」などと絶叫し、アカウントをめぐる「真贋論争」がわき起こった。さらに、受賞決定にともなって京都大学が休講になるというジョークのツイートも真に受ける人も多かったようで、大量にリツイート(引用・転送)された。

プロフィールでも「京都大学iPS細胞研究所(CiRA)所長」と名乗る

「なりすましツイート」は3万回もリツイートされた
「なりすましツイート」は3万回もリツイートされた

   山中教授の受賞が発表されたのは、2012年10月8日18時30分(日本時間)頃、それから2時間半が経過した21時12分に、「@YamanakaShinya」というアカウント名の利用者が

「ノーベル賞キターーーーーーー! ヽ(' ∇' )ノ」

と絶叫した。この利用者のプロフィール欄では「山中伸弥」を名乗っており、肩書きも「京都大学iPS細胞研究所(CiRA)所長」とされていることから、山中教授本人なのではないかという見方が広がり、一気にネット上で拡散した。

「受賞記念で10月9日の全授業を休講に」??

   ただし、このアカウントがツイートするのは、これが3回目。ツイートの回数が少なすぎる上で、それ以前の2回も、

「すごい発見をしました。近々ご報告をします」
「ツイッター始めました。よろしくお願いします」

と、やや不自然だったことから、偽物だという声も出た。だが、結局は3万8000回以上もリツイート、猛烈な勢いでネット上に拡散した。

   「真贋論争」に決着がついたのは、翌10月9日。山中氏が所長を務めるiPS細胞研究所が、ウェブサイトに

「現在、当研究所所長の山中伸弥を語る偽のtwitterアカウントが存在しているようです。山中はtwitterによる情報発信をしておりませんので、ご注意願います」

との談話を掲載した。

   10月8日23時過ぎには、「釣りツイート」も出現した。内容は、

「【速報】 京都大学、山中教授ノーベル賞受賞記念で10月9日の全授業を休講に」

というものだ。実は、ツイートに含まれているURLをクリックすると「嘘」と大きく書かれたページが表示される仕組みで、明らかにジョークだと分かる類のツイートだが、1100回以上もリツイートされている。多くの人が「釣られて」しまったようだ。

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