朝日新聞出版「上祐本」突如発刊中止 橋下市長報道批判の余波で「ボツ」

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   宗教団体「ひかりの輪」代表の上祐史浩氏が、かつてスポークスマンとして活動したオウム真理教の「総括本」を朝日新聞出版から発刊を予定していたが、突然取り消しになったとツイッターやブログで明らかにした。

   上祐氏によると、急な中止の裏には「週刊朝日」による橋下徹大阪市長の連載に絡む一連の騒動が影響したという。

ひかりの輪「朝日新聞出版から直接説明受けた」

橋下市長の記事が掲載された週刊朝日
橋下市長の記事が掲載された週刊朝日
「朝日新聞出版からの私の著作の発刊の件ですが、非常に残念ながら、急遽取り消しとなりました」

   上祐氏は2012年10月27日付のブログにこうつづった。3週間ほど前の10月5日にはブログ上で、「17年目の告白 誰も知らないオウム真理教事件」という題名の著書が11月20日、朝日新聞出版から発売になると告知していた。発売まで1か月を切ったこの時期に、いったい何が起きたのか。

   朝日新聞出版をめぐっては、「週刊朝日」が10月16日号に掲載した橋下市長の出自をめぐる連載記事「ハシシタ 奴の本性」に関して橋下市長から猛烈な抗議を受け、取材拒否を通告された。同社は謝罪したうえ、翌週の週刊朝日でおわび記事を掲載し、連載中止を決定。加えて同誌編集長を更迭するなど関係者の処分にも踏み切った。

   上祐氏によると、間接的ではあるが橋下市長の記事にかかわりがあった人物が担当編集者だったという。この担当者本人が立てた企画はすべてストップがかかり、発売間近だった上祐氏の著作も「巻き添え」になったというわけだ。

   「ひかりの輪」に電話取材すると、広報担当者は上祐氏がブログで説明した中止理由について、「朝日新聞出版から直接、経緯を説明してもらいました」と裏付けた。急な刊行中止に対して朝日新聞出版側に謝罪などを求めるかとの問いには、「これまで編集作業に協力いただき、恨みがあるわけではないのでそういったことは一切考えておりません」との回答だった。

   一方の朝日新聞出版はJ-CASTニュースの取材に対し、文書で回答を寄せた。「上祐史浩氏の著作については、担当していた編集者が実務から離れたため、上祐氏に発行の延期をお願いしました」とのことだった。

別の大手出版社が11月中から年内にかけて発売

   朝日新聞出版からの刊行が中止になると、上祐氏はツイッター上でフォロワーから自費出版や電子書籍化を提案された。だが、本の印税収入をオウム真理教が引き起こした事件の被害者や遺族に回すとの目的を掲げていたため、別の出版社からの刊行を目指した。その後別の大手出版社との交渉が進み、11月中から年内にかけての発売に見通しがついたとブログに追記された。

   今回の新刊本では、書名通り地下鉄サリン事件が起きた1995年から17年目となる2012年、逃亡を続けていた平田信被告、菊地直子被告、高橋克也被告の3人が逮捕されたことを期に、教団幹部だった上祐氏がオウムの「真実」を語ったものとみられる。

   「ひかりの輪」仙台支部の10月5日付ブログによると、その中身は、「特別手配犯」だった3被告がなぜ長期間逃亡できたのか、教祖だった麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚による「空中浮遊」のカラクリ、教団が武装化したきっかけとなった「ある事件」といった内幕が明かされているという。

   突然発刊を取りやめた朝日新聞出版の対応ぶりに、ネット掲示板では「グダグダになっとるな」と呆れた様子の書き込みもある。その一方で、オウム事件の当事者だった上祐氏に対する不信感はいまだに根強い。印税収入を出版社から被害者団体に直接回すという説明に「どうせ嘘では」という趣旨の批判が見られた。

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