あれっ、「透明人間」がハンドル操作? 日産が5年以内の実用化めざす

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   日産自動車は自動車が危険を察知すると、自動的にステアリングを操作して衝突を回避する「緊急操舵回避支援システム」を開発した。

   この分野では富士重工業(スバル)が衝突の危険を車載カメラが感知すると、自動的に停止する衝突防止装置「アイサイト」の実用化で先行しているが、自動車が自ら進路変更して危険を回避するシステムは初めて。日産は「5年以内に実用化したい」と話している。

テストコースを無人車が自由自在

   日産はこれまでも衝突事故を回避するため、ブレーキを制御して停止するシステムを開発し、市販してきた。今回、「衝突回避の効果を高めるためには、ブレーキだけではカバーできない事故にも対応する必要がある」と判断。「障害物に衝突しそうになった際、自動ブレーキだけでなく、自動操舵も行うことにより、高度な回避の支援を行う」という。自動操舵はあくまでドライバーの衝突回避を「支援」する補助的なシステムという位置づけながら、「高度」な制御技術にはメーカーとしての自信がうかがえる。

   実際にこのシステムを搭載した日産リーフがテストコースで障害物を避け、人や車がいない方向に自ら進路変更する映像は圧巻だ。まるで透明人間がステアリングを操作し、衝突を回避するSF映画のような不思議な光景。これには、周辺に他車や障害物がないことを車載コンピューターが検知し、判断する高度な技術が必要なのは言うまでもない。日産は車両前方のレーダーとカメラ、車両左右後方の2個のレーダー、周囲に取り付けた5個のレーザースキャナーからの情報を基に、まず「ブレーキで回避できない衝突リスク」を察知するという。

   さらに①前方に障害物のない回避ゾーンがあること②後方から接近する車両がないこと――を確認し、ドライバーにステアリングを切るべき方向を示すが、直ちに操舵できないと判断した場合は「自動で操舵して衝突の回避を支援する」という。走行中は前方150メートル、後方70メートルの状況を常にセンシングする。日産は「低速域での歩行者の急な飛び出しや、高速道路の渋滞末尾で追突しそうになった場合などに効果を発揮する」と主張している。

かえってドライバー能力が低下する?

   レーダーやカメラで自動車が危険を検知し、衝突を回避するシステムは、重大事故の防止だけでなく、日常のドライブでも有効だ。スバルがレガシィやインプレッサに搭載するアイサイトは、ドライバーがセンターラインや歩道との境界線をわずかに越えただけでも、アラームが鳴り、車線を踏み外していることを警告してくれる。居眠り運転の防止はもちろんのこと、初心者や高齢ドライバーの安全運転に役立つのは間違いない。

   最近は初心者が不得意な縦列駐車を自動的にこなす運転支援システムをホンダやトヨタ自動車などが実用化している。ドライバーは情報を入力するだけで、後はステアリングホイールが右に左に勝手に動いて、縦列駐車を決めてくれる。今回の日産の支援システムのように、自動車が進路変更して衝突を避ける日も近いことだろう。

   自動車の安全性が向上するのは正常な進化だが、ドライバーの責任や運転能力が低下しないか気になるところではある。

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