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スパコン「京」、3位に転落 性能ランキング「TOP500」

   理化学研究所の「京(けい)」が、世界のスーパーコンピューターの性能ランキング「TOP500」で3位に転落した。ランキングの最新版は2012年11月12日、アメリカで開催中の国際会議で発表された。

   前回(6月)の2位から順位を下げたかたちだ。首位は米エネルギー省・オークリッジ国立研究所の「タイタン」(米クレイ社製)、2位は同じく米ローレンス・リバモア国立研究所の「セコイア」(米IBM社製)だった。計算速度はタイタンが毎秒1京7590兆回、セコイアは同1京6325兆回、京が同1京510兆回だった。

   京は2011年6月、同8162兆回の計算速度で日本勢として7年ぶりに世界一を達成し、11年11月に現在の速度まで性能を高め連覇したが、12年6月にセコイアに首位を奪取されていた。

   京は理研と富士通が、7年間で総事業費1111億円を投じて共同開発した。神戸市に設置され、2012年9月に運用を開始した。