新興株式市場が活況、連日上昇 「SNS関連」「IPO」銘柄がけん引

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   東証マザーズや大証ジャスダックなどの新興株式市場が活況だ。2012年10月以降、右肩上がりが続いている。

   12月13日の東証マザーズ指数は一時408.21まで上昇。終値は前日比2.59ポイント高の405.52で引けた。また、JASDAQ INDEXは前日に年初来高値を更新。13日は前日比で横ばいの54.18を維持した。

IPO続々「将来性」に期待

ジャスダックに上場する「ジャストシステム」株も急上昇している(写真は、「ジャストシステム」のホームページ)
ジャスダックに上場する「ジャストシステム」株も急上昇している(写真は、「ジャストシステム」のホームページ)

   好調な新興市場について、三菱UFJモルガンスタンレー証券のシニア投資アナリスト、船山省治氏は「東証1部市場もじわじわと上昇していますが、上値が重たく膠着状態の展開にあります。そうした中で投資家の目が値動きの軽い中小型株に移ったことがあります」とみている。

   11月には一たん調整色が強まったものの、企業のIPO(株式の新規公開)が続いていることもあり、「企業の将来性や成長性に期待する投資が増えています」という。

   その「代表格」が情報・通信業のエイチームだ。同社は12年4月に東証マザーズに上場。史上最速の233日目の11月22日に東証1部に指定替えとなった。上場してすぐの5月9日には787円の最安値をつけたが、10月11日には4095円の最高値を記録。わずか5か月でなんと5.2倍も値上がりした。

「今年のIPOは12月11日時点で36銘柄、年内には46銘柄になる予定です。100銘柄を超えていた2007年以前に比べるとまだまだですが、リーマン・ショック後では最高です。最近の新興市場では東証マザーズに上場したバイオ医薬品のジーンテクノサイエンス(11月30日)や、ジャスダックに上場した基幹業務システムのテクノスジャパン(12月7日)などが相次ぎ上場しており、活況の一因といえます」

   東証マザーズは、12月11日に交流サイト(SNS)向けソーシャルゲームのエニッシュが上場し、買いが集まった。13日には携帯端末の位置情報を利用したゲームを開発・運営するコロプラが上場する。

   勢いのあるIPO銘柄や、SNS関連銘柄への買いが続いているが、ジャスダックに上場するジェイアイエヌも、パソコン用メガネの販売が好調なことを背景に活況が続いている。

   業績改善を手がかりに銘柄を物色する、投資家の動きも多くみられるという。

「忘れていた」銘柄も復調気配

   一方で、新興市場を押し上げているのは「忘れられていた銘柄」が買われているケースもある。

   たとえば、ジャスダックに上場する、かつて日本語ワープロソフトの「一太郎」で一世を風靡したジャストシステムだ。Windowsの普及を背景にマイクロソフトにシェアを奪われたことで、すっかり「赤字経営」のイメージがついてしまったが、営業利益24億円(12年3月期)は「ソフト会社としてはかなりいい」と、前出の船山氏は指摘する。さらに同社は2012年12月4日に、電子書籍の制作機能を強化した「一太郎」の最新版を13年2月に発売すると発表。個人の自費出版の需要が増えることに着目したソフトだが、「最近の電子書籍というトレンドをうまくつかまえた」とみている。

   船山氏は、「こうした新旧の銘柄が入り混じって、物色の対象となっていることもここ3か月くらいの新興市場の活況を支えている要因です」と話している。

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