成田空港「門限拡大」されるか LCC対応で23時台OKめざす

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   成田国際空港会社の運用時間延長に向け、本格的な協議が始まった。成田空港は騒音対策のため、現在は深夜・早朝の離着陸が制限されているが、これを緩和しようとの狙いだ。

   成田空港を拠点とする航空会社にとって、「門限」はスムーズな運航の前に立ちはだかる大きな壁。他にもナリタは、都心からの遠さや、高い着陸料など様々な問題を抱えているが、運用時間の緩和が実現すれば、航空会社にとっての利便性は高まる。

低騒音の機種に限る

成田空港の運用時間延長へ
成田空港の運用時間延長へ

   国土交通省が2012年12月中旬、千葉県成田市など地元の9自治体に対し緩和案を提示した。成田空港は現在、午後11時から翌日の午前6時までは原則として離着陸できないことになっている。国交省が示した緩和策では、悪天候や滑走路の混雑、該当機の航空会社に責任がない他社のトラブルの影響など、やむを得ない理由で遅延した場合、午後11時台の離着陸と午前5時台の着陸を認める――というのが主な内容だ。

   対象は低騒音の機種に限るうえ、利用した航空会社は通常の2倍の着陸料を支払い、地元に還元するとしている。国交省は地元の了解を得たうえで、早ければ13年3月末から導入したい考えだ。

   成田空港の門限が改めてクローズアップされたのは、格安航空会社(LCC)が今年から日本で本格参入したため。成田空港を拠点とする日本航空系のLCC、ジェットスター・ジャパンが成田空港に午後11時に着陸することができず、結果的に欠航するケースが相次ぎ生じた。

   そもそも門限があるのを承知で運航スケジュールを組んでおり、欠航の直接的な要因は運用のまずさといえる。しかし、LCCはコストを徹底的に抑えて低運賃を実現するビジネスモデルであるため、保有する航空機の数もしぼっている。少ない航空機でやり繰りするので、一度小さなトラブルが生じると連鎖的に遅延が膨らんでしまう。そんな遅延により門限に間に合わなくなった例が少なくないのだ。

近隣住民を説得できるか

   国交省は門限緩和の理由について、「LCCは新しい航空需要を作り、地元にも雇用などで貢献している。欠航しないですむ仕組みが必要。アジアのライバル空港に対する競争力強化にもつながる」と説明している。

   このところ羽田空港の整備が進み、国際線も次々とシフトしているだけに、長年、ナリタの恩恵にあずかってきた地元自治体にとっても、検討の余地がある話となっているといえそうだ。

   成田空港はそもそも内陸部に空港をつくったことから、「騒音問題」が付きまとっていた。しかしながら近年、航空機エンジンは大幅に低騒音化が進んで、周辺地域に対する影響は軽減されてきた。それにもかかわらず依然として開港当時と同じ運用時間制限が続いていることから、「門限問題は成田空港の大きなネック」といわれてきた。

   緩和に向かえば、LCCの利便性向上に加え、海外の多くの航空会社を呼び込むきっかけにもなり得る。実際、LCCの誘致に積極的で24時間運用が可能な関西国際空港は危機感を募らせており、「門限緩和を機に、成田にLCCが集まるのではないか」との見方も上がる。

   もっとも夜の門限が緩和されても、この時間帯では都心に向かうアクセスはほとんどなく、航空会社にとっては悩みが残る。また、関係自治体はともかく、近隣の住民からは「お金の問題ではなく、生活の問題だ」との反発も予想され、スムーズに門限緩和が実現するかどうかはまだ見通せない。

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