ANA機でも787の燃料漏れ起きていた すでに改修、JAL機と合わせて8機で不具合発見

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   トラブルが相次いで起こっている最新鋭中型旅客機のボーイング787型機が、2012年10月にも出発直後に燃料漏れの不具合を起こしていたことが分かった。13年1月に発覚したJAL機の燃料漏れとは事象も原因も異なるが、国土交通省は12月に787を運航する日本航空(JAL)と全日空(ANA)に点検を指示。12月末には部品の交換が終わり不具合は解消されているが、長い場合で、11年秋のデビュー以降1年以上にわたって不具合を抱えて飛行していたことになる。

燃料タンクからエンジンに燃料を送る配管の結合部の組み立てに問題

ANAはボーイング787型機を世界で初めて就航させた(写真はイメージ)
ANAはボーイング787型機を世界で初めて就航させた(写真はイメージ)

   国土交通省航空局の説明によると、燃料漏れのトラブルを起こしていたのは、12年10月23日の山口宇部空港発羽田空港行きのNH698便。出発直後に特殊車両で飛行機を押し出す「プッシュバック」が始まった直後に、左の「パイロンドレインマスク」と呼ばれる、翼とエンジンをつなぐ部分の周辺部品から燃料漏れが発見された。トラブルが起きた飛行機を(JA808A)は別の787型機(JA807A)に変更、約2時間半遅れで羽田に出発した。

   飛行機の運航にトラブルがあった際は「イレギュラー運航」として国交省のウェブサイトで公表されるが、今回のケースは離陸前に起こっており、「離陸後に目的地を変更した場合」「出発地に引き返した場合」「滑走路を閉鎖する必要があるような運航があった場合」といった定義に当てはまらないとして、ウェブ上では公表されてこなかった。

   似たような燃料漏れがANA機以外にも1件起きたため、米連邦航空局(FAA)が12月5日、航空会社に対して全ての787の点検を指示している。FAAが発表した「耐空性改善命令」(Airworthiness Directives、AD)によると、燃料タンクからエンジンに燃料を送る配管の結合部の組み立てに問題があるケースがあり、(1)燃料が漏れて燃料切れになる(2)エンジン出力が低下したり停止する(3)高温のエンジン部品に燃料が漏れて火災が起きる、といったリスクがある。ADでは、不具合は製造過程で起こったとしている。

   ADを受けて、日本の国土交通省も翌12月6日、JALとANAに対して関連部品の分解・点検と、不具合の有無にかかわらず関連部品を交換するように指示。国交省が指示した対応期限の12月27日までに両社は部品を交換したが、JALは6機中2機、ANAは16機中6機から不具合が見つかったという。

ボストンJAL機の燃料漏れより危なかった?

JALでも6機中2機で不具合が見つかった(写真はイメージ)
JALでも6機中2機で不具合が見つかった(写真はイメージ)

   13年1月8日にJAL機がボストン機に起こしたトラブルは、燃料タンクの間をつなぐパイプに設けられたバルブが何らかの不具合で閉じられておらず、燃料が外に押し出されたことが原因だとみられているが、今回改修された不具合はエンジンに近い場所で発生しており、より危険性が高かったとみられる。

   787をめぐっては、1月7日にもJAL機がボストン空港で火災を起こしている。機体後方にあったリチウムイオン電池から発火したのが原因で、この電池は日本のバッテリーメーカーのジーエス・ユアサコーポレーション(GSユアサ、京都市)が製造している。米運輸安全委員会(NYSB)は、バッテリーの焼損が「深刻」だとした上で、火災発生から消火までに40分かかったことを指摘するなど、重大な関心を寄せている。

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