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大証社長、システム障害で謝罪「原因を詳細に究明」

   日本取引所グループ傘下の大阪証券取引所(大証)は、2013年3月4日に発生したデリバティブ(金融派生商品)取引のシステム障害について、藤倉基晴社長が緊急記者会見で「システム障害で市場関係者にご迷惑をかけたことをおわびする」と謝罪した。

   藤倉社長は、今回のトラブルについては「非常にレアケース」と述べ、そのうえで「原因をできるだけ詳細に究明をし、再発を防止することで市場の信頼性を確保したい」と話した。

   大証によると、日経225オプション取引が4日午前10時19分に注文できない状態となった。大証のサーバー群の中で不具合が発生。また証券会社などからシステムにログインができないなどの連絡があり、先物・デリバティブ取引を停止した。その後、原因がサーバーの日経225オプション取引の処理を行うプログラムと特定できたため、午後0時43分に再起動して回復させたという。

   会見に同席した狩野芳徳常務執行役員は「外部から侵入された痕跡は見当たらない」としている。