長谷川洋三の産業ウオッチ
東芝次期社長の素顔:スポーツ大好き、少林寺拳法は2段

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「いろいろな会社の就職試験を受けましたが一番採用担当者の印象がよかったのが東芝でした」

   東芝の次期社長に内定した田中久雄副社長(62)は2013年2月26日、東芝本社での記者会見後のぶら下がり取材で東芝を就職先に選んだ当時を振り返ってこう語った。

   1973年神戸商科大学(現兵庫県立大学)商経学部の卒業。学生時代からスポーツは大好きである。少林寺拳法は2段の腕前。「3段の昇段試合を受けに行く積りだったが試合中痛めた背中の故障で歩けなくなりあきらめた」――。記者団からの質問に率直に答えた。飾り気ない性格である。

「自分の長所は性格的に明るいところ」

   東芝はリーマンショック直後の2009年3月期は経常赤字となったが、2013年3月期を含め、佐々木則夫社長の4年間は収益改善が進んでいる。「しかし良くはなっているが利益体質は十分でない。新たな成長事業を育成する必要がある」と田中氏はいう。スマートシティーや発電機など社会インフラ事業、再生可能エネルギー、ヘルスケア、デジタル機器など6分野の拡大に限らずいろいろな成長分野に取り組むという。西田厚聡会長(69)は留任。佐々木則夫社長(63)は副会長職に就く。ともに代表権はなく、業務責任はCEO(最高経営責任者)となる田中次期社長に集中される。

「自分の長所は性格的に明るいところだと思う。ポシティブなところは良いところだ。短所はあきらめが悪いところだ。粘り強いと言えるかも知れないが」

   副会長職というポストで経団連副会長職など「内外の役職をきちんとやっていく」と決意を語る佐々木氏。社業は田中次期社長に任せて世の中のために汗をかく決意だ。

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