「吉祥寺殺人」少年の顔写真と実名 ネットでは事件直後から出回っていた

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   吉祥寺で起きた女性強盗殺人事件で、2013年3月7日発売の「週刊新潮」が容疑者の少年2人の顔写真、実名を報道した。「事件の重大性、凶悪性」を鑑みての判断だという。

   週刊新潮は記事の中で「いかな凶悪犯罪であれ、未成年の犯人の実名や顔写真は少年法の厚いベールの内側に隠される」「少年の人権ばかりに重きが置かれる」と嘆いてみせ、実名報道の意義、正当性を力説する。もっとも少年のうち1人の実名、顔写真はかなり早いうちからネットで出回っていて、「当然」との反応が圧倒的多数を占める。

「今回も、社会の正当な関心に応える上で同様のケースと判断した」

事件があった東京・吉祥寺の大正通り。現場には多くの花束が供えられている(1日撮影)
事件があった東京・吉祥寺の大正通り。現場には多くの花束が供えられている(1日撮影)

   13年2月28日起こったこの事件では、直後にルーマニア国籍の少年A(17)が、3日には出頭した日本人少年B(18)がそれぞれ逮捕されている。2人はともに無職で、1か月ほど前に知り合って意気投合、遊ぶ金ほしさに凶行に及んだとされる。

   少年法では20歳以下の犯罪者について、「氏名、年齢、職業、住居、容ぼう等によりその者が当該事件の本人であることを推知することができるような記事又は写真を新聞紙その他の出版物に掲載してはならない」としている。今回の事件でも容疑者がともに未成年で、新聞・テレビなどはいずれも匿名報道に徹しており、顔写真や映像にも、かなり強いぼかしがかけられている。

   しかし週刊新潮は、「凶悪冷血『未成年ペア』肖像写真と荒廃家庭」の見出し付きで、少年2人の顔写真、そして実名を大々的に掲載した。編集部はJ-CASTニュースの取材に対し、

「記事でも述べているが、事件の重大性、凶悪性から未成年でも実名、顔写真の報道が認められた確定判決もある。今回も、社会の正当な関心に応える上で同様のケースと判断した」

と回答、実名報道の意義を改めて強調した。同日発売の「週刊文春」も「総合的に判断し」(編集部)、実名は伏せて目元を隠す修正は行ったものの、ほぼ個人が特定できるような写真を掲載している。

事件直後からルーマニア人少年の顔写真流布

   少年法による「実名報道禁止」については長年議論があり、これまでにも週刊誌などが、重大事件を起こした少年の実名・写真を何度か報道している。特に新潮社では、1997年の神戸連続児童殺傷事件に際し「FOCUS」で実名報道に踏み切り、大きな議論を巻き起こしたことで有名だ。当時は、普及しつつあったネット上に同誌からスキャンされた写真が出回ったことも話題になった。

   しかし今回は、逆に週刊誌より先に、特に2人のうちルーマニア国籍の少年Aの顔写真や実名が早くからネット上で拡散していた。知人などの書き込みが発端と見られ、少なくとも事件翌日の3月1日には実名が、2日までには顔写真がかなり広い範囲に広がっていた。なお週刊文春が修正付きで掲載した少年Aの写真は、これと同じものだ。少年Bも、姓などは逮捕後間もなくから投稿が相次いでいた。

   そのためか、今回の実名報道にもネット上は「当然」との反応が圧倒的多数を占める。むしろ、「さんざんツイッターで名前と画像流されてたじゃん」などと「今さら」というような受け止め方をする人もあるぐらいだ。報道を受けて改めて実名報道の是非を問う向きもあるが、ネットの情報はすでにそうした議論を飛び越えている。

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