大谷の「二刀流」に球界OBも大注目 WBC敗戦のショックを救うか?

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   2013年のプロ野球は3月29日に開幕する。WBCで侍ジャパンが敗戦を喫したことによるファン離れが心配されたが、「二刀流」の話題を持つ日本ハムの18歳ルーキー大谷翔平が救いの神になりそうである。

   大谷が初めて試合でマウンドに立ち、打席に立ったのは2013年3月21日の楽天とのオープン戦だった。投手として157km/hの速球を披露。打撃では強い当たりの一塁ゴロを放ち、右翼の守備にもついた。スタンドから大きな拍手が起きた。

   「一生懸命にプレーしました」と大谷。栗山英樹監督は「みんなが楽しみにしてくれる選手だ」と語り、シーズン本番での二刀流起用に「本気」であることを示した。「投手」大谷に3球三振を喫した楽天マギーは「投げて、打って、守ってなどという選手は大リーグにはいないね。楽しみだ」

   開幕が近づくにつれ大谷への関心は強くなっている。24日放映のテレビでは大物OBがさまざまな声をあげた。

   張本勲氏は「まず投手でやってほしい」と言った。160km/h近い速球を投げる投手はそうザラにはいない点を強調した。落合博満氏は「両方やったらいい」と言い、その理由として「個性のある選手が今はいない。二刀流はすごい個性」

川上、金田、関根――過去の実績者は殿堂メンバーが並ぶ

   過去、二刀流で活躍した選手はいる。古い時代のことだが、特殊才能とあって球史に名を残す選手が多い。

   「打撃の神様」こと川上哲治氏。1939年、打って首位打者を獲得、投げて6勝を挙げた。その年、新人だった野口二郎氏は投手として33勝、ときに一塁手で出場し87安打を放った。プロ入り最初の5年間で156勝をマークし「鉄腕投手」と呼ばれた。

   400勝投手の「黄金の左腕」こと金田正一氏はよく代打で出てきた。通算38本塁打という、投手としての最多記録を持つ強打者だった。梶本隆夫氏は通算254勝の左腕で、3番打者として出場したこともある。いずれも野球殿堂メンバーだが、投手として50勝、打者として1000安打を記録した関根潤三氏は「投手と打者で成功した」ことが殿堂入りの大きな理由になった。

   もう一人、漫画「あぶさん」のモデルになった超個性派がいた。永渕洋三という小柄な選手で、新人だった68年に12試合に登板、外野手として74安打。酒豪として有名で「酔いどれ二刀流」などと話題を集め、2年目に首位打者を獲得した。

   プロ野球がプロらしい技術を持った選手の集団だった時代の話なのだが、見に行くファンにとっては入場料を払って損はないと思っていただろう。落合氏は盛り上がりに欠ける現在の野球人気に必要な要素を指摘したといっていい。

本人、監督、球団、ファンがみな喜ぶ結果となるか?

   確かに、大谷が投手と打者で出場するとなれば、球場に足を運ぶファンは確実に増える。子供ファンにとっては魅力いっぱいの選手だ。

   ただ、簡単に成功というわけにはいかない。監督がどう使い、その特徴を生かすか。

   本人がこだわる投手。キャンプで投げ込みをほとんどしていないという。それを考えると、勝負どころの中継ぎ登板の可能性がある。1イニング限定、あるいは一人必殺などの起用で、終盤に盛り上がることは間違いない。

   投げないときは代打で使える。慣れてくれば指名打者ということもあるだろう。

   「プロはそんなに甘くない」とか「初めはファームで鍛えた方が本人のため」など、周囲の声は日増しにうるさくなっている。経験則からの意見だから説得力のある意見も少なくない。

   それを承知で挑戦する大谷、支持する監督、援護して観客動員につなげたい球団……。うまくいかないとき、どこまで耐えられるか。豊かな素質ゆえの現象なのだが、WBC敗戦のうっぷんを晴らす楽しみができたと思う。開幕戦に必ず大谷は出る。(敬称略 スポーツジャーナリスト・菅谷 齊)

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