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GReeeeNが「本人不在ツアー」敢行 「やる意味あるの…?」疑問相次ぐ

   歯科医4人によるボーカルグループ「GReeeeN(グリーン)」が、初めての全国ツアーを開催する。このツアーの内容が、かなり「斬新」だ。

   メンバーは出演せず、素顔も公開しない、「バーチャル」なライブになるらしい。ファンからは期待の声も上がっているが、本人不在のライブに「意味あるのか?」「テレビでいいじゃん」と疑問も噴出している。

声と動きを事前に映像化、バーチャルな姿で出演

   GReeeeNは「最新技術による新感覚エンターテインメントツアー!『俺らレボリューション』」と題して、2013年8月13日から23日にかけて、結成時の活動拠点だった福島をはじめ、東京、大阪など6か所を回るツアーを行う。

   GReeeeNは07年のデビューから一貫して素顔を公開しないという姿勢を取っており、CDジャケットやプロモーションビデオなどにも登場していない。今回のツアーでもそのスタイルを踏襲し、メンバーの声と動きを事前にモーションキャプチャーで記録し映像化、バーチャルな4人のシルエットがステージに登場し全国を回る。

   チケットは前売り5800円、当日6800円(いずれもドリンク代別)で、4月10日から先行予約が始まっている。

   GReeeeNは12年6月にも、ファンクラブ会員限定で、事前に収録したメンバーのシルエットの映像を流すイベントをNHKホール(東京・渋谷区)で行っていた。涙を流して喜ぶファンもいたようで、このイベントでの手ごたえが今回のツアー開催につながったようだ。

「生歌だと不都合なの?」「金払って見る意味わからん」

   今回のツアー決定を受けて、GReeeeNのファンはインターネット上で「絶対いきたい」「楽しみ!!8月あけとかないと」などと期待の声を上げている。

   一方、生身のミュージシャンを見ることができないライブということで「やる意味あんの?」「姿が見えないように本人が会場で歌えばいいじゃない。それとも生歌だと何か不都合があるの?声を加工できないと何か不都合があるの?」「映像流すだけなのかwもはやそれテレビでいいじゃん」「なんで顔も見れん奴のライブ金払って見るんか意味わからん」など、疑問や批判の声も上がっている。

   バーチャルライブと言えば、音声合成ソフト「VOCALOID」のキャラクター・初音ミクのライブイベントが知られている。

   スクリーンにミクを立体的に映し出し、あたかもそこにミクが存在して、歌って踊っているかのような体験ができるもので、観客はペンライトを振ったり、歓声を上げたりして熱狂の渦に包まれる。

   今回のGReeeeNのツアーについても、初音ミク感覚で楽しめばいいのでは、という意見もあった。