金利1%上昇で銀行の損失6.6兆円 日銀が試算

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   日本銀行は、国内の金利がすべての年限で1%上昇した場合、国内の銀行が保有する債券の評価額は6.6兆円減少する、と試算した。2013年4月17日、金融システムの現状や見通しをまとめた「金融システムリポート」で明らかにした。試算は大手銀行と地域銀行の合計。

   金利が2%上昇すると12.5兆円、3%の上昇では16.6兆円の減少になると分析した。ただ、その程度の金利上昇であれば、銀行の自己資本に深刻な影響は出ないとの見方を示した。

   また、長期金利が上昇する一方、短期金利があまり上がらないケースの試算では、長期金利が1%上昇した場合は3.6兆円、2%では4.9兆円、3%では7.8兆円の減少になるとしている。貸し付けなどの利回りで得られる資金利益の変化も見込み、長期金利だけが上がる場合は、金利の上昇幅にかかわらず、評価損を上回って資金利益が改善するとみている。

   一方、金利が全般的に2~3%ずつ上昇するケースでは、評価損が資金利益の改善幅よりも大きくなるとの計算になった。

   いずれの場合も「自己資本の基盤が大きく損なわれることはない」との見解を示した。

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