日産・三菱連合が初の軽 燃費でダイハツムーヴ上回るのか

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   日産自動車と三菱自動車工業が共同開発した初の軽自動車が2013年6月に発売される。両社の合弁会社「NMKV」が開発した姉妹車で、日産では「DAYZ(デイズ)」「DAYZ(デイズ)ハイウェイスター」という新ブランドで、三菱自からは新型「eKワゴン」「eKカスタム」として登場する。

   ハイトワゴン(軽のミニバン)と呼ばれる激戦区の売れ筋モデルで、ライバルは「ダイハツムーヴ」「スズキワゴンR」「ホンダN BOX」などだ。三菱自は4月中旬から予約受け付けを始めるが、新型の商品力に自信を示しており、日産・三菱連合が先行メーカーをどこまで追い上げるか注目されている。

アイドリングストップやCVT採用?

三菱自動車工業「eKワゴン」
三菱自動車工業「eKワゴン」

   日産と三菱自は6月の発売前に、DAYZやeKワゴンのエクステリア(外観)やインテリア(内装)をホームページなどで公開した。詳細なスペックは明らかになっていないが、「アイドリングストップやCVT(無段変速機)をはじめ、空力性能や軽量化の追求などによって、優れた燃費性能を実現している」(三菱自)という。ハイトワゴンではダイハツムーヴがリッター当たり29.0キロ(JC08モード)、クラストップの低燃費を実現しており、「DAYZとeKワゴンはこれと並ぶか、わずかに上回る」と、業界ではみられている。

   国内の乗用車メーカーの中で、トヨタ自動車と日産はこれまで軽自動車を自ら開発・生産してこなかった。日産は「モコ」「オッティ」などの軽を発売してきたが、スズキや三菱自からOEM(相手先ブランドによる受託生産)供給を受けてきたもので、フロントグリルやエンブレムを日産用に化粧直ししたに過ぎなかった。

   国内ではかつて、スバル(富士重工業)もマツダも軽を自社開発・生産していたが、「国内専用モデルの軽は開発コストがかかる割には利幅が少ない」(メーカー関係者)ため、いずれも撤退。スバルはダイハツ、マツダはスズキからのOEM供給に切り替えた。トップメーカーのトヨタもダイハツからのOEM供給で軽市場に参入する時代だ。従って国内の乗用車8メーカーはいずれも軽をラインナップにそろえるが、自社開発・生産はダイハツ、スズキ、ホンダ、三菱自の4メーカーに収斂された。

「革新的なデザイン」と自画自賛

   このうち、軽の単独開発は荷が重かった三菱自と、軽の開発経験がない日産が合弁会社を設立し、満を持してリリースするのが今回のDAYZであり、eKワゴンというわけだ。それだけに両社のプロモーションには力が入る。両社は「商品企画・開発・デザイン・購買等、それぞれの分野で両社の強みを融合することで、優れた燃費性能や広く快適な室内空間など、高い商品競争力を備えた」と主張する。

   両社は「これまでのOEMでは成し得なかった両社で異なるデザインテイストを織り込み、日産、三菱自のブランドアイデンティティーを体現する革新的なデザイン」とも自画自賛する。ただし、ダイハツやスズキを意識したと思われるデザインはオーソドックス。「かつてのダイハツタントや近年のホンダN BOXのような革新性は感じられない」と言ったら、言い過ぎだろうか。果たして、日産・三菱連合初の軽自動車はヒット作となるか。激戦区だけに、市場の評価が気になるところだ。

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