被災地の「観音像」盗まれる

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   宮城県亘理郡山元町の普門寺で、東日本大震災の津波に耐え、復興を見守ってきた観音像が盗まれた。

   亘理署によると、2013年5月22日昼過ぎに住職から通報があった。観音像は真鍮製で1m20cm、重さは約20kgで、現場には倒して引きずったような跡があった。文化財などの指定物ではないという。

   同寺内に設置されている「おてら災害ボランティアセンター」ブログによると、「19日の朝の写真には観音様が写っております。盗まれたとしたら19日以降」。

   観音像は東日本大震災の津波で流され、1か月ほどたってがれきの中から見つかったもの。周囲の砂や流されて散り散りになった遺骨を集めてつくった塚の上に、供養のためにおかれていた。

「復興のために、汗を流す地域のみなさんを、いつも見守ってくださっていた観音様です。(・・・)復興への第一歩を踏み出し始めたのに…残念でなりません」(おてら災害ボランティアセンターブログ)

   宮城県警によると、県内でこの他に仏像などの盗難はない。亘理署では、捜査を進めるとともに、事件についての情報提供を呼びかけている。

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