2024年 4月 25日 (木)

13年夏参院選 野党はいま
アントニオ猪木氏「原発10年後にやめる」 維新の会選挙公約との「かい離」明白

当選すれば「外交を専門に…」

   猪木氏は、

「有り難いことに、立った瞬間に人がブワーッと寄ってきてくれる。こんな候補者いないと思いますね」

と自らの集客力を強調。当選後の構想についても、

「もし政治の場に出させていただければ、そのときには外交を専門に…。これからは維新は外交も勉強しなきゃいけないと思う。1国では生きていけない。東アジア、中東では、私は『モハメド・フセイン』という。中東の社会ではみんな知っている。あとは南米。私の第2の故郷はブラジル。人間的な関係を持っている。今、世の中で一番人間的なつながりがなくなってしまっている」

と持論を展開した。

   猪木氏は北朝鮮への渡航が多いことで知られているが、拉致問題については、

「話し合いがなくして、どうして拉致(問題)が解決するのか。単純なことだと思う」
「(北朝鮮が)話し合いをしようということに少しでもなったので1歩前進だ」

と、対話路線が進みつつある現状を評価した。

   猪木氏は1989年から95年の参院議員在任中、本会議や委員会で68回発言している。そのうち44回が外務委員会での発言だ。これを踏まえると猪木氏の「外交が専門」という発言は必ずしも間違いではないが、維新の会の公約を見る限り、外交分野で北朝鮮や中東、南米に関する記述はない。ここでも、猪木氏の関心事と党の方針がピッタリ、とはいかないようだ。

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