「ビール離れ」に歯止めかかるか 猛暑に「アベノミクス」で復調期待

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   ビール大手5社が発表した2013年上半期(1~6月)のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の出荷量は、前年同期比0.9%減の1億9929万ケース(1ケース=大瓶20本換算)と過去最低を更新した。

   年明けから3月まで天候不順が続いたのが響いた。ただ、安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」効果の影響もあり、4~6月は外食向けを中心に需要が増加。ビール各社は7月の猛暑でさらなる消費増を期待し、割安さで人気の第3のビールを中心に増産し始めた。

「アベノミクス効果で、外で飲む人が増えた」

外食向けを中心に需要が増加
外食向けを中心に需要が増加

   1992年に現行の統計となって以降、過去最低の出荷量となった。酒類別ではビールが1.9%減の9602万ケース、発泡酒は6.3%減の2777万ケースといずれも減少した。これに対し、第3のビールは2.7%増の7549万ケースと好調を維持し、過去最高を記録した。各社が新商品を相次いで投入した影響が大きく、改めてビールから第3のビールへの主力の移行が鮮明となった。

   全体で過去最低となったのは、大雪や低温など天候不順のあおりで1~3月が2・7%減と落ち込んだからだ。天候に恵まれた4、5月は2.8%増、3.8%増といずれも大幅に増加したが、3月までの落ち込み分を取り戻せなかった。

   例年、夏場(7~9月)は年間出荷量の約3割を占めるだけに、梅雨明けが早く、7月に入って続く猛暑にも「このまま暑さが続けば、今年は昨年実績を上回ることができるかもしれない」(大手ビール)と業界に期待感が広がる。

   特にアサヒの氷点下で楽しむ「エクストラコールド」など、各社が新しい飲み方を提案したこともあって、生ビールなどの飲食店向けの業務用(たる)は1.0%増と好調に推移しており、業界では「アベノミクス効果で、外で飲む人が増えた」との声が上がる。一方で第3のビール人気は依然として高いが、「家庭でも、必ずしも第3のビール一辺倒でなく、少しぜいたくをしようと高級なビールも売れ始めている」(大手ビール)と説明。節約疲れに加え、景気の先行きへの期待感の表れもあると分析している。

高級ビールや第3のビールを増産

   こうした需要動向をにらみ、各社は高級ビールや第3のビールの増産に踏み出した。特に中元の贈答品としても人気の高級ビールでは、アサヒビールの「ドライプレミアム」、サントリー酒類の「ザ・プレミアム・モルツ」など各社は増産に積極的だ。

   ただ、ビール類の長期低落傾向は今後も続くとみられる。若い世代や女性を中心にビール離れが進み、1994年をピークに市場規模は縮小傾向が続き、その裏返しでアルコール度数の低いカクテルや酎ハイのほか、ワインやウイスキー、ノンアルコール飲料などの人気が高まっている。また、イオンのプライベートブランド商品「トップバリュ バーリアルラガービール」の台頭なども大手各社には頭の痛いところ。このため大手各社とも「消費者の多様なニーズをつかんでいくしかない」との考えで、ビール以外を含め、それぞれが強みを持つ酒類にも注力している。

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