2024年 4月 19日 (金)

百貨店の上半期売上高が2年連続で増えた 16年ぶり、アベノミクス効果も

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   2013年上半期(1~6月)の全国百貨店売上高が、前年同期比2.3%増の3兆20億円と2年連続のプラスとなった。日本百貨店協会が7月18日に発表したもので、上半期売上高の2年連続増は1996、97年以来というから、実に16年ぶりだ。安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」に伴う株高や景況感の改善で、これまで好調を維持してきた高額品に加え、衣料品などにも消費意欲が広がりつつあるようだ。

高級品が伸びる

   日本百貨店協会によると、上半期売上高は東日本大震災が発生した2011年に3.3%の大幅減少を記録。2012年は震災反動で1.8%増と回復したものの、震災前の2010年を下回る水準で、本格回復とまでは言えなかった。しかし、今年は「価格が若干高めな商品の売れ行きが好調」だといい、商品別では高級時計や宝飾品、貴金属などの高額品が15.2%増、海外ブランドの靴なども6.7%増と好調だった。

   高額品は6月単月でも前年同月比16.3%増と10カ月連続で増加した。株高に伴う資産効果で富裕層の購買意欲が強まっているからだ。その一方で、上半期売上高に占める衣料品や雑貨などの割合も拡大した。「アベノミクス効果もあって消費意欲の高まりが高額品から衣料品などにも広がっている」とみられ、景気回復への期待感から消費が高所得者層以外にも拡大しつつあることを印象づけた形だ。

   地区別では東京や大阪など主要10都市の売上高は3.8%増となった。昨年から今年にかけて東京や大阪、名古屋、福岡など都市部での増床や改装が相次ぎ、「アベノミクスに加え、改装効果も出た」からだという。

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