2024年 4月 20日 (土)

「お願い、スマホで撮らないで買って…」遊園地写真サービスが悲鳴 ネットで反論続々「勝手に撮ってるくせに」

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   夏休みの行楽といえば遊園地だが、そのサービスについてネット上で一悶着が起きた。

「あなたがたのやってるのは、万引きと一緒です」

   遊園地で「記念写真販売」のサービスをしているアルバイトが、はてな匿名ダイアリーでこう怒りをぶちまけている。

サンプル画像をスマホで撮影「売り物の見本だから展示してるのに」

   このアルバイトは遊園地のアトラクション内で撮影された記念写真の販売をおこなう施設で働いているという。ジェットコースターなどの一番盛り上がる部分で観客を撮影し、出口付近で販売するおなじみのサービスだ。

   ところが最近、サンプルが表示される画面をスマホで撮影するだけで済まし、写真を買わずに帰ってしまう客が目立つようになった。しかもそういった客はマナーが悪く「サークルとかの団体で、ほかのお客さんもいるのにそれを押しのけて集まって、自分らのスマホで撮りまくって」いるという。通行の邪魔になるほど酷いが、立場が弱いので注意が出来ないという。

   アルバイトは「売り物の見本だから展示してるのに、そんな事もわからないんですか?はっきり言って他の人にも迷惑がかかりますから、そういう行動はやめてください」と憤っている。

   ところが、この意見に「画面にSAMPLEって出しときゃいいでしょ」「注意することも出来ない力関係って、商売としてもうそれ成立してないんじゃない?」とネットで反論が相次いだ。

   その上「つーか勝手に人の写真撮ってそれを売り付けるってどうなの?」「 勝手に撮るんじゃねえっていつも思ってるんだが」「あなたがたのやっているのは、盗撮と一緒です」「写真写りが死ぬほど悪い人は公開処刑じゃないですか…マジプリントされた写真が降りてきて飾ってあると死にそうになるわ」などと、サービス自体を疑問に見る向きも出始めた。

「記念写真サービスは今のご時世的に合わなくなっちゃった感はある」

   あるはてなダイアリーユーザーは「スマホでサンプル用として出る画面を撮影する=設備にかかる費用・運用費にタダ乗りする行為=万引き」ってのは分かる」とアルバイトに同情しつつ、「『写真を撮る』ってことの、敷居がどんどん下がってる気がするんだよね。メモ感覚っつーか、(・・・)『撮影禁止』という設定自体が、無理がある時代になってきたのかなと思う」と時代の変化を指摘する。

   サービスが「今のご時世的に合わなくなっちゃった感はある」という意見は多く、「そもそも紙の写真を売ることがもはや客のニーズにあってないからそういうトンチキなことが起きるんだろうが。客は今すぐその写真をSNSに投稿したいんであって,家に帰ってアルバムに入れたいわけじゃない.その場でスマートフォンにダウンロードさせるようなシステムでも作ればいいんだよ」と新たな提案も。「データでくれ!」という声はかなり大きい。

   最近では、プリクラの画像データを携帯電話に送れたり、証明写真のデータを販売したりといったサービスが出てきている。こうした流れの中で、紙だけの写真販売は、いくら思い出や記念のためといってもあまりピンとこないのかもしれない。

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