仏紙が「放射能汚染五輪」風刺画 日本政府は「大変遺憾」と抗議へ

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   フランスの著名紙が東京で開催が決まった2020年夏季五輪と東京電力福島第1原発とを関連づけた風刺画を掲載し、波紋を広げている。汚染水問題の解決の糸口が見えないままに2020年夏季五輪の開催が東京に決まったことに対する国外の不信感の表れだとも言えそうだが、日本政府は「誤った印象を与える不適切な報道であって、大変遺憾」と怒り心頭。正式に抗議する考えだ。

手や足が3本ある人物同士が土俵上で向かい合う

フランスのニュース雑誌も風刺画の問題を報じている
フランスのニュース雑誌も風刺画の問題を報じている

   掲載された風刺画2枚のうち1枚は、福島第1原発とみられる建物を背景に、手が3本ある人物と足が3本ある人物とが土俵上で向かい合う、という内容。土俵を囲む形で防護服姿の観客2人が、あぐらをかいて座っている。脇にはテレビレポーター風の男性がマイクを持って

「不思議だ、福島のおかげで相撲が五輪種目になった」

と話している。原発の影響で人体に影響が出ると言いたげな内容だ。

   もう1枚は、放射線マーク入りの防護服姿の人物2人が、線量計を持ってプールサイドに立っている、という内容だ。タイトルには

「五輪の水泳プールは、すでに福島にできている」

とある。燃料の取り出しが難航している4号機の使用済み核燃料プールの状況を皮肉っている可能性もある。

   風刺画を掲載したのは、フランス最古の週刊紙のひとつに数えられる「カナール・アンシェネ」13年9月11日付け。政府中枢からのリークをもとにした調査報道以外に、独特のユーモアや風刺でも定評がある。

   だが、米タイム誌と並び称されるニュース週刊誌のエクスプレス誌は、ウェブサイトに掲載した記事で今回の問題を報じる中で、

「このようなフランスのユーモアは、日本人の好みには全く合わないようだ」

と日本とフランスの受け止め方の違いを指摘しており、フランスでも日本側の反発を予想する向きもあるようだ。

   同誌がその一例として挙げたのが、12年10月に国営テレビ「フランス2」が放送したバラエティー番組「オン・ネパ・クシェ」。この番組では、サッカー日本代表GKを務めている川島永嗣選手の腕が4本ある合成写真を放映し、司会者が「福島の影響では」と発言。日本大使館が抗議し、テレビ局とファビウス外相が「申し訳ない」と謝罪している。

菅官房長官「誤った印象を与える不適切な報道」

   エクスプレス誌が指摘しているように、今回も日本側は強く反発している。菅義偉官房長官は2013年9月12日午前の記者会見で、記事を

「このような風刺画は東日本大震災で被災した方々の気持ちを傷つけ、福島第1原発における汚染水問題について誤った印象を与える不適切な報道であって、大変遺憾」

と批判。また、

「従って、在フランス日本大使館よりカナール・アンシェネ紙に対して然るべく抗議を行う予定。また、外務省としては、状況をしっかり説明して、今後とも日本に関する不適切な報道がないように、然るべき対応をするように指示している」

と述べ、海外に向けたPRを強化していく考えも示した。時差の関係で実際に抗議を行うのは日本時間で9月12日夜になるとみられるが、菅長官は午後の会見でも

「厳しく抗議するとともにしっかり説明するように指示してある」

と繰り返した。

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