日商会頭に三村明夫・新日鉄住金相談役 財界名門のサラブレッド、経団連ますます影が薄く

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   日本商工会議所の会頭に2013年11月21日、新日鉄住金の三村明夫相談役(73)が就任する。新日鉄は過去に3人の経団連会長を送り出した財界名門企業だ。

   中央教育審議会長や総合資源エネルギー調査会長を務めるなど政府ともパイプが太い三村氏の登場で、地盤沈下が指摘される経団連の存在感はいっそう弱まりそうだ。

かつては経団連会長候補にも

   「できれば2期6年やってみたい」。三村氏は就任にあたり、報道各社のインタビューで気力・体力への自信をのぞかせた。一部にくすぶる高齢批判への感想を問われたのだが、穏やかな表情で「一般的にはその通り」と受け流した。

   三村氏は、かつて経団連副会長を4年務めた経験があり、会長候補に何度も名前が挙がる「サラブレッド」だ。特に、米倉弘昌現会長の2代前の会長である奥田碩氏(現国際協力銀行総裁)の後任選びの際は、今井敬元会長(新日鉄住金相談役)が「三村君はどうですか」と推薦したが、奥田氏は「もう鉄や自動車の時代ではないでしょう」と首を縦に振らず、代わりに御手洗冨士夫キヤノン会長が選ばれた経緯がある。三村氏は奥田氏との「微妙な関係」(関係者)があだとなって「財界総理」の座に一歩届かなかったとされる。

   その三村氏がすでに社長・会長を退いた後に、今度は主要経済3団体の1つの日商会頭に選ばれた裏には、米倉現会長に批判的な今井氏や西室泰三・元経団連審議委員会議長(現日本郵政社長)らの積極的な働きかけがあったとの説が有力だ。西室氏は三村氏を後継指名した岡村正前日商会頭の前の東芝社長。実際、西室氏は関係者に対して三村氏の選任について岡村氏から相談を受けたことを認め、「今後の財界は日商が中心になるでしょう」と語っている。

経団連のポスト・米倉は本命不在

   三村氏は先のインタビューで、国益を考えた組織運営を心掛けたいと強調し、経団連や経済同友会とも積極的に連携して政策提言をしていきたいと語った。3団体のトップが昨年9月に共同記者会見を開き、民主党政権の脱原発方針を批判したことが念頭にあるようだ。

   三村氏は総合資源エネルギー調査会長や中央教育審議会長など政府の要職を兼務している。首相を囲む経済人の集まりにもたびたび顔を出す。理路整然と国の政策や組織運営を語る三村氏の発言に、今後、メディアの注目が集まるだろう。

   経済団体としては格上と位置づけられてきた米倉経団連は、安倍晋三首相とのぎくしゃくした関係が続き、いまひとつ存在感を発揮できていない。米倉氏の任期は来年6月まで。後継レースも本命不在の状況が続く。「財界の本丸」の地位を復活できるかどうかはひとえに後任会長の力量次第なのだが……。

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