2024年 4月 19日 (金)

ほうき持つ女性型ロボットの表紙 人工知能学会の「お詫び」、過剰反応では

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「お詫び」は朝日の記事に対応

   人工知能学会では、朝日の記事が出た2014年1月9日、サイト上で「『人工知能』の表紙に対する意見や議論に関して」と題した文を載せた。

   そこでは、ネット上で批判も多く寄せられたとして、「不快な思いをされた方々、また人工知能学会を日頃から支援して頂いている関係者の方々に深くお詫び申し上げます」と書いた。「女性が掃除をしているという印象(さらには女性が掃除をすべきだという解釈の余地)を与えたことについては、公共性の高い学術団体としての配慮が行き届かず、深く反省するところです」ともしたが、「女性を差別するような意図はありません」と説明している。

   お詫びを出したことについて、人工知能学会の事務局長は、朝日の記事が出たことから対応したことを取材に認めた。学会誌の編集委員長が事務局に来て、編集部に投書が来て困っていると明かしたことからサイト上で説明することにしたという。

   ただ、投書は、メールで10通ほどが来たが、批判は2、3通だけで、そのほかは表紙をほめる内容がほとんどだったそうだ。サイト上に載せた文は、謝罪というよりはむしろ、編集方針の見解を述べたものだとしている。表紙の差し替えや学会誌の回収もしないという。

   お詫びするのも過剰反応ではないかといった声がネット上で出ていることについては、「こうした表紙を今後使わなくなるといったことではありません」と理解を求めている。

   学会誌は、学会員に配られるものだが、一部は書店で販売しているという。学会誌を手がけるオーム社の出版部では、7日から数百部を一部の書店で販売しており、増刷するかは様子を見て決めたいとしている。

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