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真央ちゃん、4年後の韓国五輪挑戦あるのか 評論家「これ以上期待するのはかわいそう」

   浅田真央選手(23)が金メダルを目指しスケート人生の「集大成」と位置付けていたソチオリンピックは、ショートプログラムでの失敗で6位に終わった。

   次のオリンピックに期待したいところだが浅田選手は2013年4月、ソチオリンピックを最後に「引退を考えている」と表明している。ネットでは現役を続けてほしい、といった声が強いが、なかなか難しいようだ。

「引退を考えたのは13年に入ってから」

これからどうするのか(2010年4月撮影)
これからどうするのか(2010年4月撮影)

   ショートプログラムでの転倒などから16位という絶望的な順位になった浅田選手はフリーで驚異的な復活を見せ自己ベストを叩き出した。総合順位は6位入賞だったが、女子では彼女だけができるトリプルアクセルを見事成功させるなど、世界トップの実力を見せつけた、大歓声が上がった。

   浅田選手が次のオリンピックに挑戦するとすれば4年後の韓国・平昌になるわけだが、再びリンクに立つことはあるのか。実は、2013年4月13日のフィギュアスケート世界国別対抗戦最終日の演技後、記者団に対し、

「五輪の舞台を集大成として、最高の演技がしたい」

と語った。記者からソチがスケート人生として最後になるのか、と問われると、

「今はそのつもりで、引退を考えたのは13年に入ってから」

などと説明した。翌日14日の五輪のエキシビションでも再び引退を口にした。そして、

「将来的にはちゃんと子供が欲しいんです」

   結婚相手についても、

「しっかりしている方がいいので、年上がいいですね。35歳くらいまでなら」

などと具体的なことまで踏み込み報道陣を驚かせた。

引退発表は近いうちに行われる?

   本当にソチが最後で引退してしまうのかどうかはまだ明らかになっていない。サンケイスポーツは14年2月21日付けで、

「3月の世界選手権(埼玉)が現役最後の大会になりそうだ」

などと報じている。

   ネットでは浅田選手のあの華麗な演技をずっと見ていたいから現役を続けてもらいたい、今回の負けは次のオリンピックの金メダルの踏み台にしてほしい、といった意見が多い。4年後の開催地が韓国の平昌のため「現役を続けてくれとは言いにくい」といった意見も散見される。浅田選手にこれ以上嫌な思いをさせたくない、というファン心理からで、

「本人がやる気あるなら続けてほしいけど四年後韓国開催って。勝っても負けても後味悪いじゃん」

などといった意見がネット上に出ている。

   浅田選手はこれからどうするのか。スポーツジャーナリストの工藤健策さんは、引退発表を近いうちにするはずだと分析している。実は本人は今回のソチオリンピックにさえ出場するのをためらっていて、JOCやスケート連盟などの説得で出場を決めたのだという。

   前回のバンクーバーオリンピックと比べてみると分かるが、大人になり体重が増えて日本女性らしい体型になってしまった。そのため、満足がいくジャンプが飛べなくなっていて、ソチのフリーで見せた最終演技は奇跡的な成功だったとみている。

「浅田真央にこれ以上期待するのはかわいそうです。彼女はバンクーバー以降、ジャンプが飛べなくなっていることについて相当傷ついていますし、現役を続けてほしいと願ったところで、さらに傷つける結果になることは目に見えています。今後はプロになってアイスショーなどで演技が見られればと思っています」