2024年 4月 19日 (金)

こまやかな日本の菓子が海外で絶賛 「猫ケーキ」、かわいすぎて「食べられない」

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   日本の菓子は、細やかなつくりや美しい見栄えで海外での評価も高い。和菓子だけでなく、ケーキをはじめ洋菓子も日本風デザインが人気だ。

   最近、手製のケーキやドーナツに「お菓子の猫」を乗せた写真を公開した日本人女性のブログに注目が集まった。交流サイト(SNS)や動画投稿サイトで、「かわいい日本のお菓子」を紹介する外国人もいる。

「日本のロールケーキ」の写真ばかりを集めたページも

海外で話題のかわいらしい「猫ケーキ」(写真提供:キャロラインさん)
海外で話題のかわいらしい「猫ケーキ」(写真提供:キャロラインさん)

   話題のブログは「キャロライン」さんと名乗る主婦が書いている。米ハフィントンポストが2014年4月3日付の記事で、ブログに掲載された「猫ケーキ」の写真の数々を取り上げた。

   ホットケーキの上に集うお菓子の猫たち。ていねいに「足跡」まで付けられている。別の写真では、ドーナツの穴の中から顔を出す猫や、ドーナツをまるでクッションのようにして仰向けに寝そべる猫など、種類や格好、表情がとにかく豊かだ。どら焼きの間に挟まった寝顔の猫も愛くるしい。

   こうした「猫菓子」を、キャロラインさんは「猫の日」とされる2月22日になると毎年披露している。猫は「練りきり」と呼ばれる生菓子だ。白あんと求肥(ぎゅうひ)でつくられており、食べることができる。

   記事には、読者たちからの称賛コメントが並んだ。「なんて素敵なの、全部欲しい」「ドーナツで遊んでいる猫が好き」「これほどかわいいと食べられないから、私、やせられるかも」。なかには「才能にあふれた芸術家の作品」と評価する声もあった。外国人の読者にも、写真を通して十分魅力が伝わったようだ。

   キャロラインさんに話を聞くと、「海外での思わぬ反響に、とにかくびっくりしました。こんなにも温かく評価していただき、ありがたく幸せです」と話した。「猫のお菓子」は娘の「ローラ」さんが主につくっている。家で猫を飼っており、その表情や仕草をデフォルメしつつ、猫らしさを失わないように工夫しているという。母と娘で一緒に菓子づくりを楽しんでいるが、最近になって突然海外からメールが届いたりツイッターで話題になったりしているのを知ったそうだ。

   日本の和・洋菓子ファンは海外にも少なくない。写真共有型SNS「ピンタレスト」には、日本の菓子の写真で彩られた「アルバムページ」がいくつもつくられていた。カタール・ドーハに住むあるユーザーは「日本のロールケーキ」の写真ばかりを集めたページを公開。キリンの体の模様をかたどったデザインや、ケーキを切るとパンダの顔が現れるような工夫をしたものなど、多彩なロールケーキが登場している。抹茶をモチーフにした生菓子の写真を多数載せているのは、フランス在住のユーザーだ。ケーキやソフトクリーム、ミルフィーユ、もなかと各画像からは抹茶の鮮やかな緑色が目に飛び込んでくる。

ハローキティやトトロの焼き菓子をつくって動画配信

   日本の「かわいいお菓子」に魅せられたのか、自ら調理する様子を「ユーチューブ」で流している人もいる。「カワイイ・スイート・ワールド」と題されたページで、米国から発信しているようだ。

   ハローキティやポケモン、トトロをデザインしたワッフル、マカロン、クッキーなど主に焼き菓子をつくる映像を公開。2014年4月5日には、無料通話・メッセージアプリ「LINE」で使われているウサギやクマの独自キャラクターをかたどったケーキを披露した。どの動画も3~5分程度で、女性が英語で材料や作り方を紹介しながら調理する様子を見せている。日本の人気料理動画ページ「妄想グルメ」とも1度、共同で「クッキング動画」を製作、配信していた。

   人気は上々で、過去半年の間に公開された動画で最も人気があったものは、再生回数が71万回を超えている。チャンネル登録者も15万人に達した。フェイスブックやグーグルプラスをはじめ、SNSと連動して積極的に発信。ハローキティのワッフルを紹介した際には、フェイスブックに「自分でもぜひつくってみたい」「とてもおいしそう」といったコメントが寄せられていた。

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