「クッキー食べるだけで17万円」 そんなうまい話が…あった!

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   クッキーを食べ比べるだけで17万円もらえる。しかもコレステロール値も下がるかも! ――いま、こんな「アルバイト」が話題だ。

   募集対象者が20代から60代までの男女と幅広く、内容も「食べるだけ」と簡単なため、インターネット上で情報が拡散されている。

単純計算で「日給1万3000円」

食べるだけでお金が?(写真はイメージ)
食べるだけでお金が?(写真はイメージ)

   ある治験情報サイトに掲載された「クッキー試験」という募集が話題になっている。サイトでの説明によると、昼食として市販のクッキーと、病院が用意したクッキーを食べ、コレステロール値を比較検証する。謝礼金として「約17万円以上」もらえるが、内容そのものは「簡単な試験」だそうだ。

   募集対象者は20~69歳の日本人男女と幅広いが、関東もしくは九州在住者に限られる。身長と体重から割り出される「BMI」が18.5~24.9未満の人で、喫煙者の場合には予約受付時から試験終了まで禁煙を求められる。

   この募集が2014年7月1日ごろから、インターネット上で拡散されている。きっかけはネット掲示板「2ちゃんねる」に立てられた「クッキー食べ比べのバイトwwwwwwwwwwwwww」というスレッド。これが各種まとめサイトに転載され、ツイッターにはバイト希望の声があふれた。

「世の中、いろんな仕事があるんだなー」
「これめっちゃやりたいけどBMI足りない」
「クッキー食べ比べのバイトとか、最高やん」

   ただ、この試験にはネックがある。拘束時間の長さだ。「実施日程」は5泊(足かけ6日)が2回、通院が1回。単純計算で約1万3000円(17万円÷13日)となる日給をどう見るかは、人によって変わってくるだろう。

「トクホ」でも臨床試験は必要

   インターネット上では「食べるだけでお金がもらえる」などと話題になっているが、食べ物の謝礼金付き臨床試験はさほど珍しくない。特定保健用食品(トクホ)も医薬品同様に、ヒト試験などで科学的効果や安全性を実証しなければ許可されないからだ。今回のクッキーもトクホの可能性が強い。

   トクホの試験は、医薬品の治験と比べてリスクが少ない。しかし、いくつかの治験情報サイトを見比べてみると、謝礼金も少ない傾向にあるようだ。また国の許可を受けなくていい健康食品や、化粧品などでも試験は行われ、謝礼金が支払われることがある。

   なお今回の「クッキー試験」は、厳密に言えば「アルバイト」ではなく「ボランティア」だ。治験や臨床試験は拘束時間などに応じて「負担軽減費」が出るが、これはあくまで時間的拘束や交通費などの経済的負担への対価だ。給与ではないため税金は天引きされておらず、金額によっては確定申告が必要になる。

   それでも短期間でまとまった金額が手に入ることから、一定の需要はあるようだ。「クッキー試験」の説明文には「人気の試験なのですぐに定員に達する可能性がございます」と書かれていた。すでに今回は定員に達したらしく、7月4日正午までに募集が締め切られている。

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