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日本の中国への投資、半減 14年1~6月期 関係悪化響く

   日本の中国に対する直接投資額(実行ベース)は2014年1~6月期に24億ドル(約2400億円)になり、前年同期と比べて48.8%減とほぼ半減した。中国商務省が対中投資に関する統計を、7月15日に発表した。日中の外交関係の悪化や円安傾向などの影響で、低迷したとみられる。

   中国では従業員の給料水準が年々上がっているうえ、事務所や店舗の賃料も上昇しており、これまでのように低いコストで事業を展開するのがむずかしくなったこともある。

   日系企業が中国での事業拡大に慎重になっている状況がうかがえる。

   世界全体からの直接投資額は2.2%増。しかし、米国は4.6%減、欧州連合(EU)は11.2%減となるなど、先進国からの投資が伸び悩んでいる。