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「アイマス」キャラ写真、「高槻やよい」だけ除外 ファンが激怒、雑誌社ツイッターで謝罪

   アイドルアニメブームの先駆けになった「THE IDOLM@STER(アイドルマスター)」を特集する雑誌「アイマスFebri」の表紙が公開されたが、ある理由からファンの怒りをかうことになってしまった。アイマスのキャラクターは13人。書店に配られたポスターやネット通販に掲載されたキャラの集合写真に主要メンバーの「高槻やよい」だけ入っていなかったからだ。

   「何て事を…ユルサナイ」「許されるミスじゃないぞ」「戦争だろ!」などとネットで騒ぎが大きくなり、編集部は公式ツイッターで謝罪することになった。

「やよいだけいないじゃねーか!!!!!泣」

   騒ぎになったのは一迅社が2014年8月2日に発売予定の、一冊丸ごとアイマス特集を謳っている「アイマスFebri」。現在アマゾンでは雑誌部門のランキングで2位になっている。もともとの発売予定日は7月25日だった。なぜか延期され、表紙は公開されていなかった。そして7月29日ネットで大きな騒ぎになる。主要キャラの一人「高槻やよい」だけが表紙の集合写真に存在していなかったからだ。ネットでは、

「おいいいいいいい!!!!!!やよいだけいないじゃねーか!!!!!泣」
「いやこれ駄目だろ。。。なに考えてこんな事したんだよ」
「うっうー!もう血ぃ見んことには収まりつかんですよ!」

などといった書き込みが出て、わざと忘れられたんだと主張する人も出た。

   「アイマス」は05年にアーケード用ゲームとして登場し、テレビゲーム化、アニメ化、映画化された大ヒットシリーズ。昨今のアイドルアニメ、アイドル声優ブームの先駆け的存在になっている。登場するアイドルキャラは13人で、ゲームではプレイヤーがP(プロデューサー)となり各キャラ一人一人を人気アイドルに育成していく。それだけにキャラに対する思い入れが強く、「高槻やよい」のPにとっては特に表紙の集合写真から外されるなどあってはならない事なのだ。

   また、「高槻やよい」は元気で明るいアイドルなのだが、6人兄妹の長女で家庭が少し貧しいという設定で、給食費の支払いに困ったり、自宅のおかずはモヤシだったりする。そんな家庭を少しでも安定させようとアイドルになったという背景を考えれば「やよい外しは笑えない事態だ」というのだ。

最終校了前の表紙データを誤って送ってしまった

   こうした騒ぎを受けて一迅社の「Febri」書籍編集部は公式ツイッターで2014年7月29日、問い合わせが多数来ているとしたうえで、

「このたびはミスにより、お客様および関係各所に多大なご迷惑、および誤解を招いてしまい、大変申し訳ございませんでした」

と謝罪した。なぜこういうことが起きたのか。

   最終校了前の表紙データを誤って送ってしまったからで、精査を怠ったことに「深く反省しております」としている。30日には公式ホームページにも謝罪文を掲載している。8月2日に発売する雑誌の表紙は13人全員の集合写真になるのだそうだ。しかしネットでは怒りが収まらないようで、

「つまり最終校了するまでヤヨイの存在に気づかなかったって事ですね。戦争だろ・・・」
「ファンよりもやよいに謝れよとりあえず」
「やよいだけ書き下ろしにしたり、センターにするなり、なんか詫び入れろや(ゲス顔)」

などといった書き込みが続いている。