タレントが「自分の収入」を語りたがるのはなぜ? 「100%本当」と信じられるのか

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   タレントや有名人が自分の現在の収入や、過去に最も稼いだ額を平気で語る、そうしたバラエティー番組の企画が増えている。タレントの収入を暴くのは、かつては女性週刊誌の十八番だったが、自分からテレビで語るとなれば形無しだ。

   タレントが自分の収入を公表することついて専門家は、制作サイドの企画が不足し、劣化している現れ、と手厳しい。芸のないタレントがプライバシーの切り売りでしか生き残れずそこに行きついてしまったというのだ。ただし、「多くの芸能人は給料制になっているため、口に出した金額をにわかに信じてはいけない」と話している。

坂上忍の月収は1000万円超は本当か?

その額、信じてはいけない?(画像はイメージ)
その額、信じてはいけない?(画像はイメージ)

   タレントの収入の暴露話では、再ブレーク中の俳優、坂上忍さん(46)が2014年4月27日放送の「マルコポロリ!」(関西テレビ)に酔っぱらいながらVTR出演し、「先月の月収は1000万円を超えている」と語ったことが話題になった。「ナカイの窓」(日本テレビ系)の14年3月19日放送では、フリーアナウンサーの富永美樹さん(43)が20年前のフジテレビ局アナ時代1年目で年収1000万円だったと話し、ロックバンド「THE 虎舞竜」のボーカルの高橋ジョージさん(55)の年収のMAXが16億円で、大ヒット曲「ロード」のカラオケ印税が現在も年間1200万円も入ってくるとあっけらかんと語った。

   さらに「中居正広のミになる図書館」(テレビ朝日系)14年5月27日放送分では、ものまね芸人のCHAPPYさんが「ものまね番組で優勝すれば営業のギャラが1ケタ増える」とし、これまで3万円だったのが30万円になった、などと明かした。昨年12月には「ぶっちゃけ告白TV!カミングアウト!」(フジテレビ系)で、加藤浩次さん(45)が月収はいくらだと聞かれ、情報番組「スッキリ!!」(日本テレビ系)の司会をメインに稼いだ月収は1,000万円から2,000万円などと話し、ネットでも話題になった。

   一昔前まではタレントや有名人が自分の収入をテレビで語ることなどタブー視される風潮があったが、どうしてここまで明け透けに語るようになったのだろうか。芸能評論家の肥留間正明さんに話を聞くと、要因は大きく3つあるのだという。

   一つはタレントの収入や私生活などは女性週刊誌が調べ上げ暴露していたのだが、今はタレント側がブログなどで結婚や出産といったプライベートなことを率先して報告するようになり、その延長線上で収入を語ることに関しても抵抗感が薄れてきた。

タレントの経歴は「食品偽装」と同じようなものである

   加えて、テレビバラエティーの制作側は番組を作り上げる能力が低下した。その結果、タレントや芸人を連れてきてその番組を任せ、身内同士で互いの暴露話をさせて盛り上げるといった安直な企画が横行、「ポリシーもなくタレントのための番組を作る」ようになった、と肥留間さんは分析する。

   そもそもタレントであるならば芸がなければならないが、実力が伴わないためプライバシーを切り売りしなければ生きていけない。それがかつては過去の貧乏話だったり、不幸な生い立ちだったりしたのだが、「売るべきものが無くなった」ため今度は収入の話題になった、

「つまりはテレビの劣化がさらに進んだ、ということです」

と手厳しい。

   タレントや有名人がどれくらいの収入があるかについては昔から気になるところであり、タレントが暴露した収入に関してネットなどで盛り上がることは理解できる、としたうえで、その金額を真剣に信じる視聴者はどれくらいいるのだろうか、と肥留間さんは首を傾げる。

「タレントというのは今話題の『食品偽装』のようなもので、経歴や年齢、皺の数、異性経験などいわゆる『偽装』が横行しているわけですよね。自分の収入の話をしてもそれは100%本当のことを言っているとは限りませんよ」

と肥留間さんは話している。

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