BPOが人権侵害で「アッコにおまかせ!」を審理入り 佐村河内守氏が申し立てた「酷すぎる」番組の中身とは

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   放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会はTBSが2014年3月9日に放送した情報・バラエティー番組「アッコにおまかせ!」に人権侵害があったとの申立てがあり、審理入りを決定したと14年10月21日に発表した。

   申し立てたのはかつて「全聾の作曲家」として知られゴーストライター騒動があった佐村河内守氏(51)だ。番組が聴力問題について悪意ある編集を行い、事実を捻じ曲げ、自身の名誉が毀損されただけでなく聴覚障害を持つ者に対しても社会生活上深刻な悪影響を与えた、と主張している。いったいどんな放送内容だったのか。

佐村河内氏が嘘を重ねすぎたことで記者の追及にあったと解説

   この日の放送は、

「裏も!表も!その後も!おまかせ!が総力を挙げて密着取材」

と題し、番組の殆どを2日前の3月7日に行われた佐村河内氏の謝罪記者会見をもとにしながら、記者会見中のマスコミ各社の反応や、医師、弁護士といった専門家のコメント、司会の和田アキ子さんと出演タレントの会話などで構成された。

   最も力を入れたのは「佐村河内氏は普通に耳が聞こえるのではないのか?」という検証。3年前にいきなり耳が聞こえるようになり、障害者手帳も返したという佐村河内氏の発言を紹介した。

   佐村河内氏自身は記者会見で、

「私の耳の症状は、音が歪んで聞こえるという障害です。音は分かるんですけど言葉として聞き取れない。天地天命に誓って今でも、今も、今からも、私には手話通訳の方が大切で必要な存在です」

と語っていた。

   番組では、記者会見中にある記者が佐村河内氏に対し筆跡を確認したいと紙とペンを直接手渡したときに、通訳のほうを見ないで直接応対する様子を映したVTRも流した。それを見てスタジオでは、「普通に会話は成立している」「詰めが甘い!」などと笑いに包まれた。

   記者会見でも笑いが12回起こり、最大の笑いは93dB。手話通訳者が訳し終る前に佐村河内氏が話し始め、記者から、

「まだ手話通訳が終わってませんよ!」

というツッコミがあった時だと説明した。

   番組では、記者たちがしぶとく質問する様子を伝えながら、

「記者が佐村河内氏をここまで疑うのは、あくまで他の部分で佐村河内氏が嘘を重ねてきたからであって、あの手この手で調べようとしていた」

と解説した。

和田アキ子「こんなに面白おかしい番組を他の局は作れない」

   また、佐村河内氏のゴーストライターだった新垣隆さんが「耳は聞こえる」などと嘘の証言をしたことは名誉棄損にあたり訴訟を起こすなどと発言したことについて、弁護士のコメント、

「佐村河内は数々の嘘で既に名誉が著しく低下しており、仮に新垣氏の証言が嘘であっても佐村河内の名誉が傷つけられたとは考えにくい。真実を告発した新垣氏が許せない、という私的な感情に過ぎないと裁判所も判断するはず」

を読み上げた。

   このように佐村河内氏の聴力に関する「徹底的な検証」が行われ、スタジオ内は常時爆笑に包まれた。司会の和田さんも興奮状態で、

「他の番組も記者会見の事を大きく取り上げるだろうけれど、こんなに面白おかしく出来ないと思う。お腹いっぱい」

と腹を抱えて自画自賛していた。ただし、番組最後に補足が入り、佐村河内氏程度の聴力だと、手話通訳があると助かるといった声もある、といった説明がなされた。

   TBSはBPOが審理入りを決定したことに対し、14年9月30日付で委員会「見解」書面を提出し、番組で放送したことは社会的な関心事であり、綿密な取材と、診断書に基づいて制作している。「悪意ある編集」などはなく申立人の名誉を傷付ける放送ではないと主張した。

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