酔っ払いがホームに転落するメカニズム 線路に向け歩いてしまう人が意外に多い

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   宴会が盛んになるシーズンで増えるのが、酔った乗客が駅のホームから落ちたり、電車に接触したりする事故だ。

   こういった事故への注意を呼びかけるポスターなどでは、線路の端を「千鳥足」で歩く人がデザインされることが多いが、JR西日本が事故を起こした人の行動を監視カメラの映像から分析したところ、実際は少し違い、動き出してからすぐに転落するケースの方が多いようだ。

  • 宴会のシーズンは線路に転落する事故が増える(写真はJR西日本の201系)
    宴会のシーズンは線路に転落する事故が増える(写真はJR西日本の201系)

事故を起こした乗客の9割には前兆がある

   JR西日本の安全研究所は2015年3月19日、14年3月から9月にかけてJR西日本と大阪市営地下鉄の駅で起きた転落や接触事故の映像データ75件を分析した結果を発表した。

   75件のうち46件で、事故に至るまでの乗客の行動が映っていた。このうち、何の前触れもないものは5件(11%)に過ぎず、それ以外は「上半身を前後に揺らす」「千鳥足」「柱や壁にもたれかかる」「旅客流動の流れから明らかに外れた行動」「床にしゃがむ・ベンチにだらしなく座る」といった前兆があった。

   調査では、事故に至るパターンを大きく3つに分類した。(1)立っていたり、壁や柱にもたれかかっていた人がバランスを崩して線路方向に倒れこむ(2)ホーム中心部にいる人が突然線路に向けて(線路と垂直方向に)歩き出し、ホームの端から足を踏み外して転落する(3)ホームの端ギリギリを線路と平行に歩き、バランスを崩したり足を踏み外したりする、という3つのパターンだ。

   ホームで酔って転落する人と言えば、線路と平行に千鳥足を続ける(3)のイメージが定着しているが、実際の事故に占める割合は11%と小さい。最も多いのが、ホーム中心から線路方向に向けて歩いてしまう(2)で、59%を占めている。報告書では

「酔客がバランスを崩して軌道転落や触車に至るケースは少なく、ホーム端にさしかかっているにもかかわらず、転落箇所(ホーム端)から先にもホームが続いていると酔客が誤認していたために、躊躇なくホーム端から足を踏み出し、軌道転落や触車に至っていると見受けられるケースが目立った」

と分析している。ホームから線路に「突っ込んでいく」イメージのようだ。

乗客が動き出してから転落するまで数秒間しかない

   (1)の、立っている人が線路方向に倒れこむパターンも30%を占め、

「既に小脳の平衡機能が低下しているところに、更にホーム上で列車を待つ間に蓄積される疲労や眠気による意識レベルの低下といったような要素が加わることで自力で姿勢を制御することが次第に困難になり、バランスを崩して軌道内に倒れこむような形で転落するに至るものと考えられる」

と分析している。

   事故の89%を占める(1)(2)のパターンについては、

「ホーム上で静止している酔客が行動を再開してから軌道転落や触車に至るまで数秒間しか暇がなく、この段階で駅員や警備員が声かけをしたのでは手遅れである」

とも指摘しており、対応には限界があるようだ。今後、さらに有効に乗客の前兆を把握するための研究を進めたい考えだ。

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