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シンガポール「建国の父」 リー・クアンユー元首相が死去

   シンガポールの「建国の父」として知られてきたリー・クアンユー(李光耀)元首相が2015年3月23日3時13分(日本時間同4時18分)、入院先の病院で死去した。同国首相府が発表した。91歳だった。リー氏は2月5日から肺炎のため入院したが、感染症が悪化して3月18日頃から危篤状態が続いていた。

   リー氏は1965年にマレーシアがシンガポールから独立した際に初代首相に就任。1990年に首相を退任するまで「開発独裁」で工業化と都市国家建設を推進した。2004年に長男のリー・シェンロン氏が首相に就任した後も、11年まで上級相や顧問相として閣内にとどまった。

   首相府は15年3月23日から29日までを喪に服す期間に定め、政府機関は半旗を掲げる。国葬は3月29日に行われる。